「霜柱(しもばしら)」と言えば、寒い朝に地表の土をわずかに頭につけて何センチもの長さにスッと伸びていて、そう、ザクザクと踏んだことを思い出される方が多いと思います。しかし、「シモバシラ」と片仮名表記をすると、別の二つの意味があります。①シソ科の植物の名称 ②そのシソ科の植物の枯れた茎に出来る氷の結晶のことなのです。
この時は植物シモバシラの地表の茎は枯れてしまっていますが、地下の根はまだ生きていて地中の水分を吸い上げることができ、吸い上げられた水分が枯れた茎を芯に出来る氷の結晶なのです。非常に変化に富んだ自然の芸術作品でもあります。

こういう私も、昔は①も②も知りませんでした。もう10年以上も前ですが、正月朝早くに高尾山に登った時、頂上付近でカメラを構えた人が数人、何やら撮影しています。話を聞くと、これが、②の「シモバシラ」だったのです。それ以降、殆ど毎年のように、寒い日を狙ってこのシモバシラを見に出かけています。この冬はまだ見に行っていませんが、昨年正月に高尾山山頂付近で撮った写真を何枚かご紹介しましょう。

(山親爺)

 

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