野口英世を支え続けた生涯の師

野口英世の小学校時代の先生である小林栄の記念館が、猪苗代にできたとの情報を得た。小林栄は、火傷で癒着した指の手術を英世に受けさせるために尽力した先生として知られている。野口英世の研究者の末席を汚すものとしては、見に行かねばならないと思い、K氏とともに猪苗代へ旅した。



猪苗代の野口英世記念館に行ってみると、「松亭 小林栄ふるさと記念館」の開館は7月からということが判明。せめて外観だけでも見ておこうと現地に向かった。まだ開館はしていなかったが、運よく記念館を設立した小林栄のひ孫夫妻に会うことができた。「野口博士の調査のためアフリカまで行った者です」と言うと、快く開けてくださり、1時間余り懇切丁寧な説明をしてくださった。さらに、自費出版された『猪苗代で生涯を全うした 小林栄』という本も贈呈いただいた。これが最後の一冊という貴重な本である。



野口英世は、ニューヨークのロックフェラー医学研究所に勤務している時は、日本の総理大臣の何倍もの給料をもらっていたとされる。しかし、浪費癖がたたりほとんど貯金はできず、日本への送金などしていなかったと思っていた。しかし、今回の訪問で、母親(シカ)へはずっと仕送りをしていたことが判明。米国に行ってからも、小林栄と手紙のやり取りを緊密に行っていたこともわかった。私の心の中で、新たな野口英世のイメージが生まれつつある。

HS

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