多摩川音頭の歌詞(No. 28/31) 中野島を唄う
多摩川音頭の二十八節です。
明治43年、関東地方を大雨による大洪水が襲いました。
「明治43年の大水害は、1910年(明治43年)8月に東日本の1府15県を襲った大水害である。梅雨前線と2つの台風が重なったことから豪雨により河川が氾濫し、関東だけで死者769人、行方不明者78人、家屋全壊・流出約5000戸を数え、東京府だけでも約150万人が被災する大惨事となった。8月8日の時点で、「東海・関東・東北地方に豪雨、関東一帯が泥沼化し、長雨に続く記録的な集中豪雨で河川氾濫・土砂災害が続出、死者・行方不明者1357人、家屋全壊2765戸、流失3832戸に達した」という。」(Wikipediaより)
このとき、下布田公園のあたりにおおきな池ができたとの史実があります。
この28節で、白秋は、「鯉の住む家は藻草の中にあり、わしとおまえの新居も藻草の絡む中野島だ」と唄っています。
なお、上記の史実については、弊ハイムのひろばで紹介している記事がありますので、ご興味の向きはどうぞご覧下さい。
なお、多摩川音頭の実際の曲を聴いてみたいという方は、次の音源からお聴きください。 AY