多摩川音頭の歌詞(No. 29, 30/31) 冬を唄う
多摩川音頭の二十九節と三十節です。
二十九節にある「虎落笛(もがりぶえ)」とは、冬の激しい風が竹垣や柵 (さく) などに吹きつけて発する笛のような音のことです。
三十節では、「冬の梨山 影ばかり」と唄っています。
いずれの歌も、秋の採り入れも終わり、賑わいだ梨畑もすっかり人影がなくなり、晩秋から冬になり寂しい木枯らしの吹く音が響いている情景を詠んだものでしょう。
なお、多摩川音頭の実際の曲を聴いてみたいという方は、次の音源からお聴きください。 AY