多摩川音頭の歌詞(No. 9/31, 10/31, 11/31)梨山
多摩川音頭の第八節で梨山を唄い、それから第九節、十節、十一節まで、梨山を描写した歌がつづきます。
花わけは、梨の実にする良い花とそうでない花をより分ける作業のこと。枝を摘む娘の顔がちらりとちらり見える。可愛いあの娘の眼が気にかかる。
梨の花を愛でる心と娘への恋心が重なっているようです。
あだ花とは、実を結ぶことなく、はかなく散ってゆく花のことです。
娘への恋は、あだ花となって春の多摩川に流れていったと、別れを惜しむ心を唄っているのでしょうか。
なお、多摩川音頭の実際の曲を聴いてみたいという方は、次の音源からお聴きください。 AY