二八(にっぱち)の謎に迫る!(その4)緑の環境委員会の場合

二八(にっぱち)現象とサイト閲覧集の関係について、もう少し深く検証してみることにした。今回は「ハイムのひろば」ではなく、6月にスピンアウトして好評を博した「緑の環境委員会」について閲覧数と掲載記事数を調査してみることにした。

まず、俗にいう二八(にっぱち)とは、2月と8月にモノが売れなくなる現象をいう。流通業界、建設業界、その他多くの業界で消費が低迷してしまうことがある。(チョコレートのような例外もあるが)

2月に消費が落ちる理由としては、年末から正月にかけて何かと出費が嵩むためその反動でモノが売れない。また8月は暑いので外出が控えられ、交通手段の利用も減少し購買意欲も落ち気味になるという。それなりに理にかなっていると言えよう。

この現象をウェブサイトの閲覧行動に当てはめてみよう。
①年末から正月にかけての時期と2月を比較して、ウェブサイト閲覧事情に変化はあるか?
うーん、特に関係があるようには思えない。
②8月は暑いということで、ウェブサイトの閲覧が減少するということがあるかどうか?
昔なら、暑くて外出を控えるので買い物が減るという理由はわかるが、今は、冷房の効いた部屋でネットショッピングが簡単にできる時代だ。むしろ、ネットに頼る時間が増えることで、ウェブサイトの閲覧数が増加してもおかしくないのではないか?
いずれにせよ、どちらも特別の関連性があるとは思えないが、如何であろう?

さて、次の表は、緑の環境委員会のこれまでの閲覧数と掲載記事数の推移である。

2018年(企画・出来事) access up/down 掲載記事数
6月 緑の環境委員会open(6/14) NA 28
7月 樹木図鑑
雑草・害虫図鑑
ハイムの樹木
NA 46
8月 ハイムの樹木
樹木マップ
実のある話
都道府県の木
NA 89
9月 ちょっと気になる話
シンゴのきになる話
樹木図鑑
29 49
10月 ちょっと気になる話
実のある話
都道府県の木
25 46
11月 樹木図鑑
実のある話
樹木図鑑
18 39
12月 樹木図鑑 13 34
(access数は1日平均)
2019年(企画・出来事) access up/down 掲載記事数
1月 樹木図鑑 12 36
2月 樹木図鑑 12 30
3月 樹木図鑑 15 67
4月 樹木図鑑
ちょっと気になる話
38 53
5月 樹木図鑑
ちょっと気になる話
25 52
6月 樹木図鑑
ちょっと気になる話
15 33
7月 樹木図鑑
ちょっと気になる話
8 33
8月 樹木図鑑
実のある話
6 33
9月 樹木図鑑
ちょっと気になる話
10 6
10月 樹木図鑑
ちょっと気になる話
14 9
11月
12月
(access数は1日平均)

まず、2018年8月。この月は、6月14日のスピンアウトから約2か月経過した月である。次々と新しい企画(ハイムの樹木、樹木マップ、実のある話、都道府県の木など)が発案されまさにハイスピードで成長してる時期だ。運営者も水を得た魚の如く張り切ってがんがん記事をアップしており、全体でも最高の89記事を記録している。残念ながらアクセス数はNAだが、間違いなく伸びていたのは異存のないところであろう。

次に、2019年2月の状態をみてみよう。「緑の環境委員会」サイトはオープン以来順調に伸びてきた。1日も休まずに記事を掲載するということは至難の業であり、運営者の不断の努力によるものであることは推して知るべきである。この点については大いに敬意を表したい。

しかし、半年を経過するとさすがにネタ切れの症状が出てきており、11月くらいまで1日1記事以上の掲載テンポが少しづつ減り始めている。そして12月、1月、2月にはとうとう1日1記事と少しプラスアルファという状態になった。このあたりからアクセス数が低迷し始めている。

そして3月、4月、5月と巻き返し、記事掲載数が再び倍増するとそれにつれてアクセス数も増加している。こうして見ると、やはり、記事掲載数が与える影響は大きくアクセス数の増減に繋がっていることがわかる。2月は、たまたま掲載数の減少した時期の真っ只中だったのだ。

結論は、二八(2月、8月)でも記事の掲載が多ければ、つまり活性化されればアクセス数は伸びると確信する。俗にいう二八(にっぱち)現象とは直接関係はないと思う。

最後に7月以降、閲覧数が低迷しているが、このことでこのサイトの評価が下がるということではない。住民が自分達の住んでいる環境について深く関心を持ち、そこにある全ての樹木について須らく調べ、樹木マップまで作成し、結果をウェブサイトに記録している。世に五万とあるマンションの中で、そんなことをしているところがあるだろうか。答えは否である。

「緑の環境委員会」というサイトは、元来、毎日見て情報を得るといった性格のものではない。まさに「緑の環境」という限定されたジャンルに特化して情報が記載されているものである。従って、必要な時にアクセスすればよいのであって、閲覧数を云々すべきサイトではないのだ。

元々、我々のそばにひっそりと寄り添い四季それぞれの変化に心を停めて、植物の存在に感謝し、それに触れることの喜びを教えてくれる・・・そんな存在ではないだろうか?


ワトソン君、君はどう思う?

Sherlock

 

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