「ハイムのひろば」でご紹介を頂いたNHK BS3の放送「46年前多摩川の水害と岸辺のアルバム秘話」を拝見しました。その時に思い出したのが掲題の「セーヌ川の氾濫」です。
いつも穏やかに流れるセーヌ川も2~3年に一度、いや最近は殆ど毎年とも耳にしますが増水して氾濫します。最近では2016年、2018年と大洪水に見舞われています。それでもやはり日本の河川と比較すると実に穏やかな氾濫です。
私のアルバムで見つけた写真(右上2枚)は1995年1月です。写真を見ての想像ですが平素の水位と比較してこの日の水位は3~4m位高いのではないでしょうか。川岸を走っている自動車専用道路が完全に水没しています。無論市内は交通麻痺になりましたが、その程度で完了、すぐに忘れていました。この時は2日くらい前から水位の上昇が予告されていました。

さて原因は何か?が問題です。無論大雨。それ位では大したことにはならないと聞きました。写真の日付が1月29日です。正解は雪解けでした。即ち地球の温暖化、当時はまだ異常気象という事でした。
セーヌ川は水源から河口まで約800km、直線距離で約400km、大きく蛇行しています。それだけ平坦な流れで、日本の洪水・堤防決壊と言うような激しさはありません。しかし一旦堤防を越えると収拾が難しいと聞きました。一旦あふれ出た水は多数の地下に潜り込み、時には汚水や排水を逆流させます。

 

この機会にちょっとネットで調べてみました。記録に残る大きな惨事は1910年でした。季節も同じ1月末頃。増水が始まって10日位で最高の水位に、その後20日以上たって漸く平常化したようです。だが町に流れ込んだ水の修習は月中頃と言います。どこかの橋が水流を堰止め、いたる所で町や野に流出したようです。一説によると場所によりますが8~9mの水位だったようです。
セーヌに掛かる橋の橋脚の多くに1910年の水位を記録しています。

(Tomma)

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