あるある川柳 その3

『そういえば、シルバーって、お幾つぐらいからを言うのだろう』と、ネットで調べていて、興味深いことを知りました。
『シルバー』という言葉、英語圏でご高齢という意味に使われることはなく、和製英語だそうです。
 
誕生のきっかけは、敬老の日だった昭和48(1973)年9月15日。
当時の国鉄が、中央線快速を手始めに優先席を設けることになりました。が、赤字経営で、浜松工場に在庫のあった新幹線普通席用シートを流用したのです。その色がたまたま、シルバーグレー。
この色は銀髪やいぶし銀を連想させることもあって、優先席=シルバーシート、シルバー=高齢の方という和製英語が定着したのだそうです。
 
とうにご存じの方には、長々と失礼しました。
肝心の『シルバーってお幾つぐらいから?』は次回にして、さあ、まいります!!
 
 

★第5回(2005年)
 
この動悸 昔は恋で いま病
 
老いて子に 従うのにも ひと苦労
 
かじられた スネで支える 身の重さ
 
診察券 五枚で週休 二日制
 
見栄張って 杖は要らぬと 傘を持ち
 
持たされた 携帯つまりは 迷子札
 
いびきより 静かな方が 気にかかり
 
忘れえぬ 人はいるけど 名を忘れ
 
年だもの 最後だわねと またハワイ
 
 

★第6回(2006年)
 
年金を 親子でもらう 家が増え
 
化粧品 ムダだと妻に まだ言えず
 
あちこちの 骨が鳴るなり 古稀古稀と
 
デパートで 買い物よりも 椅子探し
 
口喧嘩 たまに勝っても  待つ試練
 
メモ帳の しまい場所にも メモが要る
 
まっすぐに 生きてきたのに 腰まがる
 
人生の 時間は減るのに 暇が増え
 
デザートは 昔ケーキで 今くすり
 

※出典 有料老人ホーム協会・シルバー川柳
転載には申請が必要だそうです。詳しくはココからどうぞ。

 
yuwata
 

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