あるある川柳 その6

人間の脳はだんだん委縮して、40歳を過ぎるころになると、CTの輪切りの画像では脳と頭蓋骨の間にすきまができ、『ちくわ』状態になるとお聞きになったことはおありでしょう。
 
ご高齢の方の画像をちょくちょく見ているという、知り合いの医師のお話です。
40代のとき、自分の脳はどうだろうと、軽い気持ちでCTを撮ってみたところ、見事にちくわ状態。
頭のいい人で自信があったのでしょうが、ショックで仕事を辞めようかと思ったそうです。
もちろん、じきに立ち直って、バリバリ活躍中です。
 
では、まいります!!
 
 

★第11回(2011年)
 
これ大事 あれも大事と ゴミの部屋
 
振り返り 犬が気遣う 散歩道
 
「いらっしゃい」孫を迎えて 去る諭吉
 
目には蚊を 耳には蝉を 飼っている
 
カード増え 暗証番号 裏に書き
 
中身より 字の大きさで 選ぶ本
 
未練ない 言うが地震で 先に逃げ
 
若作り 席をゆずられ ムダを知り
 
入場料 顔見て即座に 割り引かれ
 
 
★第12回(2012年)
 
紙とペン 探してる間に 句を忘れ
 
目覚ましの ベルはまだかと 起きて待つ
 
二世帯を 建てたが息子に 嫁が来ぬ
 
年金の 扶養に入れたい 犬と猫
 
ガガよりも 派手だぞウチの レディーババ
 
女子会と 言って出かける デイケアー
 
忘れ物 口でとなえて 取りに行き
 
指一本 スマホとオレを 使う妻
 
アイドルの 還暦を見て 老を知る
 

※出典 有料老人ホーム協会・シルバー川柳
転載には申請が必要だそうです。詳しくはココからどうぞ。

 
yuwata
 

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