薬の話

血圧が高めでもう20年以上毎日薬を飲んでいる。一度飲みだすと一生飲まなければならなくなると聞いたことがあるが、どういう意味だろうか。主治医によると、高めのまま放置すると、血管が次第に固くなり、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞を引き起こしやすくなるので必要だという。一生飲みたくはないが、飲まないと危険度が増すから仕方がない。

飲んでいる薬は次の通りだ。

名称  作用・注意事項
カンデサルタン錠
8㎎
血圧を上げる物質の働きを抑え、末梢の血管を拡げて血圧を下げたり、心臓の働きを助けて息切れ、息苦しさ、むくみ等の症状を改善する。

・発疹、じん麻疹、かゆみ、光線過敏症、めまい、動機、ほてり、頭痛、舌のしびれ、吐き気、胃の不快感、みぞおちの痛み、下痢、口内炎、貧血、だるい、鼻血、尿の回数が多い、むくみ、咳等が現れることがある。
・めまい、ふらつき等が現れることがあるので、車の運転や高所作業等の危険な作業には注意。
・急に血圧が下がって、めまい、ふらつき、立ちくらみ等が現れることがるので注意。

アムロジピン錠
5㎎
血管や心筋を収縮させるカルシウムの働きを抑えて、心臓の負担を軽くしたり、血管を拡げて血圧を下げる。
・顔がほてる、動機、血圧が下がる、むくみ、胸が痛い、めまい、ふらつき、頭痛、眠気、みぞおちが痛い、吐き気、便秘、下痢、発疹、かゆみ、だるい、手足のしびれ、耳鳴り、味がおかしい、咳、発熱等が現れることがある。
・必ず指示に従い、コップ1杯の水又はぬるま湯で飲んでください。
・妊娠中、妊娠している可能性のある方、授乳中の方は、医師、薬剤師に申し出てください。

あまり気にしていなかったが、改めてじっくり注意書きを見ると、可能性のある副作用についての記述が実に多いことに気がつく。

普段自覚症状がほとんどないのでつい忘れてしまいがちなことをもう一度おさらいしてみたい。血圧が常に高いということは血管壁に負担がかかり、血管は高い血圧に耐えなければいけないので硬くなっていく。これが動脈硬化と言われるもので、血管にしなやかさと弾力性が失われ血管が硬くなる状態の事を言う。

硬いがために柔軟性はなくなり何かの拍子で血管が破れたりする。頭の血管が切れたら脳出血、血管が詰まったら脳梗塞、脳出血や脳梗塞は最悪は死につながり、助かっても重い障害を持つことになるのも珍しくない。

正常血圧 120~129/80~84mmHg
正常高血圧 130~139/85~89mmHg
高血圧 140以上/90以上mmHg

「上の血圧が130を超えたら〇〇を飲もう!」という宣伝文句でトクホ商品やサプリメントを売らんかなのCMをよく見る。これは、医者に掛かっていない人に対する宣伝だと思うので、手は出していないが、もし、ほんとうに正常血圧が維持できるのなら、さまざまな副作用が出る可能性のある「薬」より「食品」のほうが良いとも思うが、はたしてどうなのだろう。

最近の血圧は、薬のおかげで、上記でいう正常血圧から正常高血圧の範囲で推移している。血圧を下げるための食事療法として、塩分と油には十分注意した食事をしているつもりだが、薬は一向に止められない。やはり一生飲み続けなければいけないのだろうか?

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