がんを考える25~大腸がん内視鏡検査

daicho-naishikyo-kensa膀胱がんの発見から手術・退院までの約4か月間、執刀医と何回も会い、その都度病気についてのいろいろな話をする機会があった。がんという病気は早期発見が非常に大切で、早ければ早いほど適切な処置によって治ることが多いという。それでは、早期発見するためにはどうすればよいかが問題になるが、これはもう、積極的に検査を受ける以外にないだろう。

自覚症状が少しでもあったり、なくても健康診断でその兆候が出た時などは、すすんで精密検査を受けるべきだと言われた。今回の私の場合は、健康診断でわずかな兆候は見られたがその時は精密検査を勧められなかったこと、そして自覚症状がなかったことから発見まで時間がかかってしまった。もう1、2年早めに検査をしていれば、直径2.5㎝以下の段階でおそらく見つかっていただろう。

CT検査やMRI検査を受けた時に、執刀医との話の中で大腸がんについて聞いてみると、大腸がんは内視鏡検査をしないと見つけられないと言われた。暫くして、テレビで大腸がん内視鏡検査のことが詳しく放映されたのを見た。一か月後、腸の調子が良くないときに主治医に相談してみると、内視鏡検査を勧められ、この際一度受けてみようという気になった。

主治医が紹介状を書いて勧めてくれた検査機関は、膀胱がん治療のためにCT・MRI検査を受けたところと同じだった。以前なら、2、3日入院して内視鏡検査するのが普通だったらしいが、今は日帰りでもできるようになっている。その代わりに、腫瘍が見つかって検査中の手術となった場合は、術後10日間ほどは食事や飲酒、運動についての注意点が細かく指示される。

手術の2週間後、切り取った腫瘍の病理検査結果が出た。直径8㎜と3㎜の大小二つの腫瘍が見つかり、その場で切除手術をしていたのだが、二つとも良性でがんではなかったことがわかった。小さい方の腫瘍は鉗子による切除で、大きい方の腫瘍は電気メスによる切除だった。電気メスで手術したときは出血が激しくなるので、術後約1時間、点滴を受ける必要がある。

大腸がん内視鏡検査を受けて思ったことは、他の部位のがん手術と違って、検査をして、腫瘍がみつかればすぐその瞬間に切除手術ができることだ。腫瘍が見つかった時に切除するかどうかは検査前に取り決めておく必要はあるが、手術自体は検査中に終わってしまうので簡単だ。その腫瘍ががんであったか良性のものであったかは、後の病理検査でわかる。つまり、もし、がんであっても、その腫瘍はすでに切除されているのだ。

普通は、検便によって出血があることが分かってから内視鏡検査という手順が多いが、まれに検便でも発見できないこともあるという。自分の大腸の中がどのようになっているのかを自分の目で一度確かめてみるのもいいと思う。病気に対する考え方も変わるであろう。少しでも、腸に違和感を感じることがあるなら、是非検査すべきです。入院もせずにたった一日でがん手術が終わるので、これはお勧めです。

八咫烏

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