「文芸館」新企画のスタートに寄せて

このところ涼しい日が続き過ごしやすくなってまいりました。ワクチン接種済み割合が増え、コロナ感染者の数にも減少傾向が見られますが、まだまだ油断は禁物、十分注意してうがい手洗いなど引き続き実行していきましょう。

緊急事態宣言が長期継続される中、外出自粛を強制され気分が滅入ることも多い状況ですが、国民全員が一致協力してこの状況を何とか乗り越えたいものです。

ハイムのひろばをつくる会では、この秋から、これまでハイム文芸館に掲載された記事にスポットライトを当て週替わりに紹介していく新企画を実施します。まさに読書の秋、ハイム文壇に潜む隠れた名エッセイストたちの不朽の名作をお届けしますのでどうぞお楽しみください。

さて、来る10月1日新企画をスタートするにあたり、最初に登場するエッセイスト・齋藤英雄さんを紹介したいと思います。「ハイム文芸館」を創設するアイデアを思いついたのは、実は氏が他の雑誌に投稿していたものを読んだのがきっかけでした。彼の書く文章の素晴らしさに感激した私は、どうしても多くの人に読んでもらいたいと思ったのです。

掲載作品にはいくつかのシリーズがありますが、最初に登場するのは「太宰治心中の謎」です。いつまでも衰えることのない太宰の人気はどこから来るものなのか。また、どうして心中することになっていったのか。著者は、太宰が訪れた場所をつぶさに見て廻りその謎に迫ります。

さて、著者は斜陽館をはじめ太宰に関わる場所へ出向いての取材で何をつきとめたのでしょうか。著者はあくなき探求心で真実を見極めようとします。そして、知り得たことをぎりぎりまで枝葉を削ぎ落とした文章で淡々と書き下ろしています。その秀逸な文を是非堪能してください。

文芸館には単発の記事もあり、シリーズを複数タイトルお持ちの方もおられます。トップページ・メインエリア上部にある3つのタイトル(3PR)から作者それぞれの作品一覧表にリンクされています。週替わりでおおよそ10選の記事を掲載して行きますが、この3PRは毎週スロットマシンのようにくるくると変わります。

次の週には別の作者の作品が10選ほど掲載となります。従って、同じ人の次の10選については数週間先になる場合もあります。もし、お気に入りの作品を一挙に見ることを希望される場合は、サイドバーから検索してみてください。ご質問がある場合は記事のコメント欄からお知らせください。

”ハイムの好々爺”の七人をはじめ、多くの方の珠玉の作品が後に続いて登場します。第1週目の3PR(3名の紹介)はまもなくご連絡します。また、この場でも紹介していきますのでお楽しみに。

文芸館管理事務局

 

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