米国ベイエリア の思い出(2)

日本ではあちらこちらから紅葉の便りが届いています。サンフランシスコは1年中あまり気温の差がありませんので、美しい紅葉は見ることができません。日本で季節を自然に感じて育った私共は、そのような中で季節を探していました。街路樹のプラタナスが黄色(茶色?)になっていることに喜びました。オークランドに移ってからは、ナナカマドが赤く色付いているのを見つけて、とても嬉しかったことを思い出します。

11月の第4木曜日は サンクスギビング・デイ(Thanksgiving Day) 感謝祭です。1620年にイギリスからメイフラワー号でマサチューセッツ州に渡ったピグリム・ファザーズ(清教徒)が、原住民アメリカン・インディアンに種を分けて貰い、耕作法を教わり、翌年には収穫もできたことに感謝を込めて、一緒に食卓を囲んだ事が始まりと言われています。

アメリカではこの行事はクリスマスと並んで一年の内で一番大きなものです。遠方に住んでいる家族、親戚などが一同に集まり食卓を囲みます。殆どの家庭がターキー(七面鳥)を1羽焼きます。1羽が5kg以上あるターキーですので、慣れない調理は大変でした。冷凍を買ってしまった事があり、解凍するのにバスタブで1日以上掛かったこともありました。お腹の中にはスタッフィング(詰め物)をして焼きます。

日本でいえば、「今年はやめようかな?」と思いながら、やはりお節の用意をしてしまう。そのような感じでターキーをお料理する方たちもいるようです。我が家でも何度か焼きましたが、残り物が多く、1週間近く、スープ、サラダ、サンドイッチなどが続いてしまいました。という訳で、近年は残らないお肉などを焼くようにいたしました。

この日に近所で犬の散歩をしていますと、どこへいってもターキーを焼く香りが漂っていたのを思い出します。写真は友人宅でのサンクスギビングディナーです。

こうして人々が移動して家族が集まりますので、アメリカでは飛行機が一番混み、料金も高くなります。サンクスギビングの翌日は、ブラック・フライデーと呼ばれ、家電量販店などで大きなセールが行われます。クリスマス商戦の始まりと思うのですが、お店が開くのが朝の5時、6時。その前から並んでいる人々も多いようでした。最近は日本でもブラック・フライデーという言葉を耳にする事がありますが、祭日、行事に沿っていませんので、定着出来るのでしょうか?

この週末にはあちこちで大きなクリスマスツリーが飾られ、点火式も行われます。写真はサンフランシスコの中心部 ユニオンスクェアのクリスマスツリーです。

また、この週末から街角にクリスマスツリーのモミの木を売るお店が出始めます。このお話は次回書かせて戴きます。

柘植ゆり子

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