実録 NURO光forマンション問答

これは、実際のやり取りを文字に書き起こしたものです。
登場人物二人はハイムの別々の棟に住んでいますが、仮名にしました。久枝(ひさえ←クエ←クエスチョンから)と兄さん(あにさん←アンサーから)です。

久枝:ずいぶん待たされたけど、私の棟でもNURO光forマンションに加入できるようになったよ。 爆速らしいし、月2500円でセキュリティソフトとWi-Fi付きだから、とびっきりお得よね。 兄さん、こないだNURO光に変えたと言っていたでしょ、調子はいい?

兄さんそれがね、今ちょっと困っているんだ。 近所の方から、ご家族がWi-Fiでパソコンをつないでいると、ちょくちょく切れる、改善策はないだろうかと相談を受けたんだよ。うちでも、動画の画面が止まって見られないことが時々あるんだ。 『スピードテスト』で測ってみたら、普段はWi-Fiの高速の方で300Mビット近く出ているから、確かに『爆速』なんだけど、一日に1~2回、突然12Mビットに下がるなんてことがある。こんな速度だと、メールのやり取りはできても、動画は止まるし、ネットで調べものもできなくなる。

久枝:エーッ、それはあんまりよ。私が今の回線に変えたのは、動画がグルグル回って進まなくなったからだって覚えてるでしょ。あのイライラはもうたくさん。 NURO光申込受付に電話をかけて、聞いてみる。

久枝:電話して、「12Mビットしか出ない」と言ったけど、全然驚かないの。「回線集中ですね」って澄ましているの。私の方がビックリした。 改善する方法はないんですが、と聞いたら、詳しい者から折り返し電話させます、と言ったきり、5時間待ってもかかってこない。 待ちきれなくてまたかけたら、最初の人より詳しいけど、威張った感じの人が出て、やっぱり、回線集中です、と言い切るの。

兄さん:回線集中か・・・うちは6人目の加入者とかで料金はもっと安くなったんだけど、回線をみんなで分け合うわけだから、同じ時間にみんなが一斉にインターネットを使うと、ある程度電波状態が悪くなるのは仕方ない。 それにしても、変動が大きすぎるよ。 一番悪かったときは、よく見なおしたら5Mビットだった。速い時の2%だよ。その時は、安定して速いはずの有線接続でも20Mビットしか出ていない。

久枝:有線で20Mビット なんて、Netflixとか、Huluとか、たいていの動画はグルグルになる可能性があるし、ゲームも切断だよね。光回線では低速の100Mビット契約のわが家でも60Mビット出るのに、あんまりよ。 ところで、電話待ちの間にNURO光の公式ホームページをあちこち探して読んだら、NURO光forマンションのところに、『共有部分に引いた1本の光ファイバーを各部屋に分配する形式のため、利用者が多くなる時間帯は、通信速度が極端に遅くなることがあります。しかし、これは通信制限ではありませんので安心してください。』って書いてあるよ。

兄さん: 通信制限をしないって?それは大変だ。見落としていたよ。 『通信制限しない』のは、いいことのような感じを受けるけど、実は全然違うんだよ。 「速度が落ちても、回線集中のためだから、NURO光は何もしません」と宣言してるんだ。だから 2%にまで下がったなんてひどいことが起きても平気なんだ。 う~ん、まいったな。

久枝おまけに「爆速で安い」と加入者が増えれば増えるほど、値段だけは安くなるけど、回線集中がひどくなるから、たびたびつながらなくなるわけね。 NURO光のサポートに、もっと詳しく聞いてみる。

※このあと、まず久枝、続いて兄さんがNURO光サポートに電話、1週間から10日程度、様子を見ることになりました。改善されるかどうか、現時点では不明です。続編をお待ちください。

なお、Wi-Fiの5GHz帯は高速、MbpsはMビットというように、簡略化して記載しました。ご了承ください。

 

実録 NURO光forマンション問答” に対して5件のコメントがあります。

  1. アバター ciao より:

    何回かパンフレットがポストに入っていたので、安いしとても興味がありました。
    回線集中とは、私の使っている格安スマホが、夕方はgmailの受信にすごく時間がかかるのと同じ原理ですね。
    「続」のお話がとても楽しみです。

  2. アバター sky より:

    NURO光の宣伝を最近よく見かけるようになりましたね。爆速と盛んに言われてますが、実際のところはどうなのかな〜って思ってました。新多摩川ハイム内の身近な話なので、すごく興味を惹かれます。続編を是非‼︎

  3. アバター 岡目七目半 より:

    この問答を読んだド素人の感想です。
    もしかすると、この感想自体が的外れかもしれないと思いつつ書いています。その場合には前もってご容赦ください。

    営業を仕事にしている人は、何はともあれ顧客に契約をしてもらうか、あるいは実際商品を買ってもらうことが一番の目標です。そのためには、ただ自社商品の説明だけでなく他社との比較において今売り込もうとしている商品がいかに顧客にとって魅力的なものかを最大限アピールする、セールストークが重要になってきます。
    しかし、そのセールストークはあくまで売り手側の主張であって、当然のことながら千差万別の買い手の個別の事情まで考慮されたものではないと思います。その説明された内容全般が首尾一貫していて、その内容そのものの中に嘘が含まれていなければ、一応は問題がないとも言えそうです。
    しかし、「このようにお使いいただけば、当社の製品が業界一番です。」とのセールストークの「業界一番」というところだけにコロッといかれてしまう買い手もたくさんいるというのも現実です。実際、買って使ってみたところが、買い手が当初の説明を聞いて理解していたのとは違って、後から「最初の話と違うではないか。」と文句を言いだすということはよくあること。セールストーク自体に嘘はない、しかし、その商品を売り込むにあたって、その時点で売り手側として知っていたはずのすべて事実を伝えてはいないということだってあるかもしれない。使う条件なり環境が少しでも違えば、業界一番どころか、もっとひどいことだって起こり得る。それは、そのようなところまで、敢えて説明せず(隠して)に売り込もうとした方が悪いのか、専門用語などを使った説明内容を正しく理解するだけの見識・知識がなかったり(自分勝手に分かったつもりになって)、メリットばかりに目を向けてデメリットを正しく評価しなかった(できなかった)方が迂闊だったのか・・・。売り手側も、そのような質問を最初にしてもらえば、正しく答えられたかもしれない、とか後で言い訳することもあり得ましょう。これは双方に言い分はあるかもしれませんが、現実の問題としてはどのように扱われることになるのでしょう?実際、メーカーの製造・技術関係の人間ならよくわかっていても、営業の人間自身が技術的にどこまで全ての最新知識を持ってその商品を売り込もうとしていたのかが疑わしいということも場合によってはあり得るかもしれませんね。ほんとうは、それでは営業失格なんですが・・・。

  4. アバター 久枝 より:

    コメントありがとうございます。
    爆速で安いという営業トークに惑わされる方にも責任があるというご指摘は、その通りかもしれません。
    ただ、NURO光forマンションの場合、『通信制限をしない』ということは公式ホームページに出ていると言っても別ページで、かなり探さないとわからないのです。
    たまたま『久枝』はそのページを探し出し、IT関係に詳しい『兄さん』が見て、「極端な速度低下やネットがつながらないということが起きても、回線集中によるもので、NURO光は関知しない」という宣言だとわかったのです。
    (戸建て用NURO光、マンションでも戸別に引くNURO光G2V、G2なら金額は高くなりますが、通信制限があり、速度低下は起こりません。ハイムで加入できるのはNURO光forマンションだけです。)
    この件についてはカスターマーセンターに確認、改善できないかということで現在経過観測中です。具体的内容と結果については、いましばらく、続編の掲載までお待ち下さい。

  5. アバター 岡目七目半 より:

    久枝さん
    経過観測の結果で期待通りうまくいくといいですね。

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