ハイムの樹木・今むかし(終)
【緑の環境委員会『ハイム今昔』第15回(最終回)の転載です】
このシリーズを終えるにあたって、樹木の成長がいかに力強いかを示す例をひとつご紹介します。
左の写真は、ハイム南西隅(2号棟外側)にあるケヤキの大木です。
このケヤキは他のケヤキとは違って、意図して植えられた苗木が成長したものではありません。どこかのケヤキから飛んで来た種がこの場所で芽吹き、自然に生えた実生のケヤキです。年月につれてこのような大木に育ったものなのです。幹の太さは他のケヤキに見劣りするどころか、むしろ立派なくらいです。
ただ、このケヤキが生えている場所が問題です。駐輪場の仕切りブロックギリギリで、成長につれてブロックを壊し始め、舗装した地面を持ち上げるまでになってきました。また、樹高がさらに伸びると、すぐそばの電線に触れることが懸念されます。常に強風の影響を受ける場所なので、幹が次第に傾いていくように見え、倒木など不測の事態も懸念されます。安全面を考えると、近い将来伐採せざるを得ないかもしれません。
※掲載終了にあたり、緑の環境委員会、とりわけ元記事の作成・写真撮影を直接手掛けられた委員長にお礼申し上げます。