ハトとのバトル・再燃

いまいましいハトとのバトルが始まったのは2018年10月、悪戦苦闘の挙句、忌避ジェルを手すりや庇の上に塗ったのが2019年10月半ば、その後ハトが堂々と現れてフンを残すことはなくなったけれど、ジェルに羽虫がきっしり付いて汚らしい、テグスセットに替えようかと思っている、という記事を書いたのは2020年11月のことでした。

月日が流れるのはあっという間、それからもう2年。今日はその後のご報告です。

ジェルの威力は強力で、汚いのは確かだけど、ハトのフンよりはずっとましなので、そのままにしておきました。

今年3月、大規模修繕の足場が組まれ網が張られ、しばらくはハトの影を眼にすることもなく過ぎました。

夏になると、羽で調子をとりながら、両足を揃えてトントントンと足場の階段を上り下りする姿を見かけるようになりました。10cmの隙間があれば入り込んでくるというのですから、防ぎようがありません。

嫌な予感はまもなく当たりました。ジェルを拭い取って無防備なわが家に舞い戻ってきたのです。以前いた‘‘うちのハト‘’は、濃い灰色のと青灰色のつがい、今度は灰色のが二羽。それも以前よりかなり大型なのですが、庇の同じ位置に居座り、真下のベランダに舞い降りてフンを残していくのです。ここまで同じ行動をするのが別のハトとは思えません。伝書バトのDNA、恐るべし、です。

だんだん頻度が増して、フン掃除にうんざりしていたある日、季節外れの台風の数日後のことです。掃除しようかと思ったところに、予定がずれたのでしょう、カレンダーにはなかった長尺シート張り作業が突然始まったのです。「掃除します」と言ったら、作業員の方たちは「大丈夫です」。多分、コンクリートの床とシートの間でフンがサンドイッチ状態に・・・記念品です。

ハトは真新しいシートの上に遠慮なくフンを落として行きます。庇からも汚い茶色のフンが垂れてきます。もう我慢も限界です。ジェルを塗れば追い払えますが、ベランダの中を歩きまわった足あとが黒いシミになって残ります。ハトよけ網を張り巡らすしかありません。

『ミツモア』や『暮らしのマーケット』で探し、3階以上のベランダ1か所3万円という業者が下見に来てくれました。張る網や止め方が簡易で長くもたないと思ったので、Webで調べた『はとあみ本舗』で材料を揃えると言うと、それは構わないけれど、代金は変わらないそうです。ずいぶんいい加減なので、取り付けはBenryナカヤマ(ナカヤマ薬局を通りすぎて角を曲がったすぐ右手に広告が出ています)に頼むつもりでお断り。ベランダが複雑な形状なので、3つのパーツに分けて網を発注しました。

取り付けは手間賃を弾むからと言って息子を買収しました。細かい注文を出すのに、業者より息子の方が言いやすいからです。

南側修繕工事が一段落、足場解体まで2週間という週末、手が届かない高いところにだけ、網を張ってもらいました。壁の凸凹がひどいので、フックの取り付けには混ぜ合わせたエポキシ接着剤を普通の3倍は盛り上げないといけません。所用時間はフックを貼るのに2時間、網の取り付けに1時間くらいだったでしょうか。網は足場解体の時にぶつかって破れないように、巻き上げておきました。

解体が終わり、さて、下側と横を取り付けようとしているとき、ハトが入り込んできました。いつものように庇の上に止まったのはいいのですが、出ようとすると網に阻まれます。反対側の壁まで5回往復したけれど、出口がわかりません。さあ困った。見ている私は心の中で快哉を叫びます。

夕陽に染まり、途方に暮れるハトの図、です。➡ 
なんともいい味が出ているでしょう?

ようやく、庇の下側のまだ開いているところから逃げていきました。

すっかり気をよくした私、足場があるうちにと網を追加注文、北側と東側のベランダにも張ることにしました。広いけれど形状は単純、コツも飲み込めたのでフック貼りに2時間半、網の取り付けに1時間半で完了。仕上がりも上々でした。

つい数日前、別のハトでしょうが、南側のベランダ脇のわずか7cmの隙間から入ってきました。全部もれなく塞いで籠城しないと、ハトの侵入は防げないようです。

網は黒い5cm角のマス目状で、あまり気になりません。10年は持つということなので、取り付け用の結束バンドもガルバロックという強いものにしました。できれば次の大規模修繕まで持ってほしいと思っていますが・・・

足場がない時の作業は素人には危険なので、Benryナカヤマに頼むことになるでしょう。高所だとそれなりの対策が必要で時間がかかり、費用も高くなるけれど、引き受けますという話でした。

you

 

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