ハトとのバトル(2) フンと奮闘
ハイム周辺のハトは野生化した『ドバト』ですが、鳥獣保護法によって、勝手に捕まえたり、卵やひなを処分することは禁止されています。
巣を作られたら、ひなが飛び立つまでただ見ているほかなく大変なので、汚い落とし物を毎日、少なくとも一日おきに、掃除する羽目になりました。
フン掃除の大切さと方法については、これまでにも、ハイムのひろばにUPしました。書き足りない面がありますが、ご参照ください。昨年11月の『はとのフン掃除に細心のご注意を!!』です。今回は、その後の経験を加えての修正版です。
乾燥しているフンをほうきで掃くと菌が空中に舞うので危険です。掃除機で吸いとるのは、排気口から家中にばらまくことになって、最悪です。
どんなに気持ちが悪くても、水をかけてしばらくふやかし、掃除するしかありません。
使い捨て手袋はポリエチレンの薄いのではなく、ゴムかニトリル製
マスクは花粉症用の使い捨てのがいつでも売られています。
ほうきとちり取りは使いにくいので、牛乳の紙パックの底を切り落とし、残りを半分に切って、片方を受け皿にし、もう片方でその上に乗せるようにしてすくい取りました。
底は丈夫なので、ベランダシートの模様に入り込んだフンをこそぎ落とすのに使います。歯ブラシも便利です。
掃除が終わると、水をかけます。流れ出した泥のような液をぼろ布で拭き取ります。
取り残しを力を入れてこすることもありますから、トレーナーやバスタオル程度の厚みのものを20センチ角くらいに切っておくと使いよいようです。
排水溝に流すのはNGです。特にお宅のベランダに排水管の入り口がない場合、非常用仕切りの下からお隣の排水溝に流れて行ってしまいます。
集めたフンと、使った道具類は全部ビニール袋に入れ、漏れないよう二重三重に包み、固く縛って捨てます。
きれいになったベランダにはアルコール除菌液を吹きつけます。
管理事務所で『ハトにげーる』という忌避スプレーをお借りしたことがありますが、マジックリンでも頭痛のする私は1時間ほど寝込んでしまいました。
ハトの方は、翌朝、平気でうろついていました。(To be continued)
you
乾燥しているフンは菌だらけで危険、しかも(ドバトは)鳥獣保護法で守られていて、追い払うことしかできないということでは、本当に困ったものですね。
まだ直接の被害は受けていないということもあり、今まであまり関心は無かったのですが、この連載が始まってから、注意を払うようになりました。
ここ最近になって、ハイム周辺を飛び回る鳩の数がじわじわと増えているような気がしています。今は被害を受けているお宅で、自費で対策をしていますが、鳩の数が増えてくればそれにも限界があるかもしれませんね。
被害状況の今後の拡がりによっては、ハイム全体の問題として抜本的な対策を講じる必要があると思います。
ベランダは共有部分のうち『専有使用部分』にあたり、自分で何とかしなければならないそうです。
いつ果てるともしれないフンとの格闘はほんとうに情けなく、くたびれます。
朝起きると必ず落し物があるし、掃除しなければ増えるだけです。
ハトは年に4回から6回くらい産卵して、ひなは半年で卵を産めるようになります。寿命は15年から20年もあるそうです。
ドバトはもともと外来種だと聞いたことがあります。その昔は鋭い剣山で突き刺しても罪にならなかったそうです。このままでは増えるばかりではないかと思ったりします。
ハイムの場合、外に突き出ている食堂やリビングの庇、外階段の上などの共有部分をどうするかが、もっと難しいという気がします。掃除の手は届かないし、どうやったらフンから守るのか・・・まさか建物をそっくり網で覆うわけにもいかないし・・・考えれば考えるほど頭の痛い問題です。