こおろぎ博士の中あなイングリッシュ(11)このタオルはやわらかい肌ざわりです

ハーイ、ハイムのみんな元気か。博士の再登場じゃ。

前回は息子のジミーが代わりを務めてくれたんだった。

今回は次の問題じゃ。次の文章を英語にしてみてくれたまえ。

◎このタオルはやわらかい肌ざわりです。

もちろん、単語はすべて中学で習う簡単なものばかりじゃ。

それでは、答えをいうぞ。

やわらかいと感じているのは自分だから、I を主語にして I feel this towel softly. などと思った人はいるかな。

ザ・ン・ネ・ン でした。英語ではそう言わないんじゃ。

これは英語の特徴かも知れんが、知覚動詞の feel, taste, sound, smell, look などは無生物や it を主語にして、話者が感じている感覚を表すことができる。

この文でもタオルが感じているわけではないだろう?

他の例も挙げてみよう。

This flower smells sweet.  この花は甘いにおいがする。
Her voice sounds very beautiful.  彼女の声はとても美しい。
This coffee tastes bad.  このコーヒーの味はひどい。
That tree looks miserable.  あの木はみすぼらしい姿をしている。

どの文も感じているのは、話をしている本人だが、人間でないもの(無生物)を主語にして、感じていることを表しているんじゃ。

ここで、ポイントとなるのは、どのように感じるかを表現するのに形容詞を使うということじゃ。

副詞ではありませんぞ。つまり、冒頭の例文で言えば、softly ではないということ。たとえば、I feel bad. は「気分が悪い」という意味じゃが、I feel badly. となると、「感じるセンスが悪い、鈍い」とか、別の意味になってしまうから注意が必要じゃ。

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