ボクのロンドン滞在記~シン日英同盟めざして~ (その47)  チャーチル博物館を訪ねる

(前回まで)7月21日(木)に、日本で全話を鑑賞した英国映画「ダウントン・アビー」の舞台となったハイクレアー・キャッスルを訪ねました。
広大な庭園と邸宅内を巡り、おおいに感動にふけったものでした・・・・・・。
 
7月23日(土)快晴
チャーチル博物館・内閣戦時執務室を見学しました。
 
ここを訪れたいと思ったのは、映画 Darkest Hour(邦題「ウインストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」)を友人宅で観たからです。
映画』ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 イギリスの信長や龍馬的な存在? | ごった煮な考察室
友人宅のホームシアターで観たので全編英語だったのですが、字幕がない分言葉の強さが響いてきます。

英語の世界に没頭しました。歴史の重みと重厚な映像の迫力に打たれました。

なんといってもヒトラーと妥協するのでなく、甚大な犠牲をも覚悟して徹底抗戦を選ぶ場面でのチャーチルの演説のすごさです。

タイピスト役のリリー・ジェームズが可憐でした(ダウントンアビーにも出ていました)。(写真は映画のシーンから)

チャーチル博物館は、イギリスの首相として、第二次世界大戦中の指導者として知られるウィンストン・チャーチルに関する展示を中心に、彼の生涯と業績を紹介する博物館です。博物館は、ロンドン市内のチャーチルの旧邸宅であるチャーチル・ウォリング・ストリートに位置し、彼が生涯にわたって使用していた書斎や食堂、寝室などがそのまま残されています。
(下の写真は国会議事堂近くに立つチャーチル像)

博物館には、チャーチルの誕生から死去までの生涯にわたる展示があり、彼が歴史に残る名演説を行ったときの音声やビデオ、歴史的な文書や手紙、賞状、実物大のフィギュアなど、さまざまな展示物が展示されています。また、彼の個人的なアイテムや衣装も展示されており、彼がどのような人物だったかを知ることができます。

博物館には、チャーチルの人生と業績を紹介する数多くのアイテムが展示されています。これらの展示には、第二次世界大戦に関するものや、チャーチルの芸術活動に関するもの、そして彼が愛した犬たちに関するものなど、さまざまなテーマが含まれています。

また、内閣戦時執務室は、第二次世界大戦中、イギリス政府が重要な会議や作戦会議を行った秘密の会議室です。この会議室は、ロンドン市内の地下にあり、政府高官や軍の指導者たちが安全かつ機密保持のために利用しました。

当時、ドイツ軍の空爆によってロンドン市内が壊滅的な被害を受けていたため、政府は秘密裏にこの地下会議室を設立しました。会議室は、建築家のジョンソン・マーシャルが設計し、1940年に完成しました。この会議室は、各国の首脳と軍高官たちがヨーロッパの降伏を決定するヨーロッパ最大の秘密会議の場にもなったことで有名です。

戦後、内閣戦時執務室は保管されたままでしたが、1980年代に博物館として公開されました。現在、内閣戦時執務室は、チャーチル博物館の一部として展示されており、訪問者は、当時の会議室の様子を再現した部屋を見学することができます。会議室の様子は、当時のまま残され、壁や机には当時の書類や地図が展示されています。

内閣戦時執務室は、第二次世界大戦中のイギリス政府の機密保持の象徴であり、重要な歴史的場所です。今でも、多くの人々がこの会議室を訪れ、当時の政府高官たちがどのように危機に対処したかを知ることができます。

 

(つづく)

 

風戸 俊城

ハイム在住。現役時代は中東、東南アジアの4か国に駐在し、40年勤務した後、現在は英国と日本を結ぶ知財プロモーターとして働く。経済・産業分野の翻訳業も手がける。

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