● 地面の蓋 23 登戸(川崎市:多摩区)
今回はお隣の登戸です
昨年夏ごろに新しいデザインマンホールが設置されたという記事を読み、
気になっていたので出かけてみました
登戸駅から多摩区役所方向へ歩いていくとありました
梨と鮎と宿屋が描かれています
津久井道をイメージしたマンホールです
津久井道は、江戸時代に津久井地方と江戸とを結ぶ流通の道として、
多くの商人や職人などの往来があり、
登戸周辺は宿場町として、活気に溢れていたそうです
現在、登戸周辺は土地区画整理事業が行われていて、
沿道の建物更新等により歴史・文化を感じさせる地域の特色が薄れつつあることから、
歴史資源である津久井道を次の時代に残していき、
多くの人に登戸への誇りと愛着を持ってもらうことを目的に
このマンホールが設置されたそうです
少し歩いていくとカラー版が設置されていました
多摩区の雰囲気を感じる色合いです
中野島への帰り道、登戸稲荷神社に立ち寄りました
昔からここの漆喰の絵が素晴らしいなと思っていたのですが、説明書きがありました
津久井道沿いで物資の集散地として栄えた登戸は職人の町でもあり、
特に多かったのが左官だったそうです
登戸の左官は腕が良く、技術を要する土蔵造りでは
関東一円に名が知られていたとのこと
登戸周辺は土地区画整理事業に伴う再開発で、行く度に景色が変わっています
登戸駅前には高層ビルも建つということで、より一層の賑わいの場となることを期待しています