昭和記念公園を散歩して・・・X氏のつぶやき68

近くの多摩地区の小高い丘の森に歩いて散歩していました。友人のすすめられるままに。そして大発見、一歩小高い山間に入ると、うっそうとした森の中。時折、竹林のすき間から太陽の木漏れ日が差している。空気は緑豊か、香りを含み、全く人里を感じない林が続く。坂道がいたるところにあり、小川に出会い、サワガニを見つけ、沼地に出ると、トンボが孵化しているところがあるかと思えば、また深い森の中に道は続く−−。

「こんな近場に、原生林と思われる林が森が小鳥たちのさえずりに誘われて、また山を下ってゆく。飽きることのない森の散歩がハイムから見える小高い山の中だ。四季折々の風景がここにあった。もう山梨や長野方面に行かなくても、ここに豊かな森がある」と満喫しておりましたら、「今度は立川の昭和記念公園に行ってみましょう。花畑が美しく繰り広げられており、また林や森も重なって、その美しさはぜひ見たい!」と誘ってくれた。

もう紫陽花は終わりかも—と言いながら、立川駅から整地された街中のビルを抜けて、昭和記念公園の入り口に出た。

私は、どちらかと言えば、手付かずの森や林の中にそっと咲いている花に出会うことを楽しみにしているのです。人工的に創られた花畑や林や道々はそんなに心に止まらないのです。公園というだけで、美しいのだろうが、私には向いていないかも—と期待せずに散歩に出掛けた。

友人は、私のそれを知ってか広い公園の中をできるだけ自然のままの風景を見せてくれた。庭師の工夫されている花畑にも驚いたが、蓮池に出会った時は、まるで時間が止まった。私の田舎で少年時代に見て驚いていた蓮池がここにあった、見てください。

蓮の花に赤トンボがとまってくれた。何十年も前に見た光景がここにあった。この一瞬、昭和記念公園が好きになった。1万5000歩の散歩でした。

誰かに伝えたい一コマですが、多くの人は、もう昭和記念公園はご存知でしょうが、近場にもすばらしい自然が待ってくれます。

真夏の生田方面の山もいいですが、多分、蝉が鳴き、小鳥たちのコーラスを訪ねて、昭和記念公園も新しい発見があるでしょう。

私は、友人にしたがって散歩するだけですから、そこがどんな地名なのか?ということには無頓着ですので、それがどこにあるのかを伝えることができません。ただ、心がとまったところだけを伝えるだけですのですみません。心のままの散歩しか私にはできませんので。

七月の梅雨の合間に

 

*編集部より
同行者に確認したところ、前半部分の場所は、
生田緑地の「とんもり谷戸生田緑地南遊園」あたりだそうです。

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