美術館~ファイル名の管理
WordPress講座の初期のころからメンバーのみなさんには何度も言ってきたことですが、未だにファイル名の管理はされず、写真などはそのままメディアにアップしていることが多いようです。デ-タファイルの数が少ない場合はさほど困ることはないですが、量が増えるにつれてその管理は重要になってきます。
今回、美術館企画で大量のファイルを取り扱うことになりますので、これを機会に今一度ファイル名の管理について認識していただき、技術向上の参考にしていただきたいと思います。
集められた作品のデータは、実行委員会機動隊隊長によってまとめられ、技術担当の私のところに送られる予定となっています。作品は一人5点までということにしても、30名の出品があれば、最大150点の作品データが集まることになります。最終的にこれをすべて私一人で処理することになりますが、それなりの時間がかかります。
データの整理は、一度で全てうまく処理できるとは限りません。何度も繰り返してきれいに仕上がるようにする作業が必要な場合もあります。その際、各データを間違いなく妥当な場所に置くためには、そのデータが予定されたデータで間違いないかの確認作業が必要です。その時、ファイル名が数字と記号だけの訳の分からないファイル名だと確認に時間がかかり非効率です。
この作業を効率的に行う手段として、予め各ファイルにルールに従って統一したファイル名をつけておくことが考えられます。何度も作業を繰り返すことになっても、ファイル名によって整理が非常にしやすくなり時間の短縮が可能になります。
そこで、今回は実際に作業をする私が考える効率的作業のためのファイル名のつけ方を次のようにしたいと思います。
①最初に各作品は6PRに分けて納められるので、どこに入るのかをはっきりさせるための1から6の番号を入れる。
1~絵画、2~写真、3~手芸、4~工芸I、5~工芸Ⅱ、6~書、水墨画
②次にそれぞれのジャンルの中の個別のジャンル名を略語で書く。明細は下記の通り。
③次に作者名を半角のローマ字で書く。
④最後に、各人の出品数により1~6のその番号を書く。
【例】
1行目~山田さんが出品した水彩画5点のうちの5番目。
2行目~田中さんが出品した風景写真5点のうちの1番目。
3行目~高橋さんが出品したポーセンリン2点のうちの2番目。
No. | ジャンル名 | 作者名 | 作品NO. | ファイル名 |
1 | sui | yamada | 5 | 1sui-yamada-5.jpg |
2 | fuu | tanaka | 1 | 2fuu-tanaka-1.jpg |
5 | por | takahashi | 2 | 5por-takahashi-2.jpg |
ジャンル | 略記号 | ジャンル | 略記号 |
油絵 | abr | 風景写真 | fuu |
水彩画 | sui | 人物写真 | per |
スケッチ | ske | 動物写真 | ani |
刺繍 | shu | 植物写真 | pla |
編物 | kni | 書 | sho |
ビーズ | bea | 水墨画 | sum |
キルト | qlt | 染物 | som |
パッチワーク | pwk | 裂織 | sak |
陶芸 | cer | デコパージュ | dec |
漆絵 | uru | ポーセリン | por |
篆刻 | egr | 植物画 | bot |
木口版画 | cav | ||
ステンドグラス | stg |
尚、キャプションは、ファイル名毎に整理してA4用紙にまとめることにする。
本投稿と若干ずれるかもしれませんが、上記でファイル名に関連して言及されていることとして、メディアに写真、PDFなどをアップロードするときは、タイトルに名前を入れて識別しやすくすることを励行するのでよろしいでしょうか。山根