USBメモリ活用法⑨画像編集2 – Gimp-portable

画像編集ソフトとして最も有名なのは「Photoshop」であることはみなさんよくご存じの通りだろう。Photoshopの機能は非常に充実しており、現状で必要な機能は全て備えていると言っても過言ではない。ただ、高価でもあるし、多機能のためそれだけ容量が大きくパソコンのHDDを圧迫してしまう。しかし、こうした事態を回避できる方法がある。

ここでは、ある機能に特化した画像編集ソフトをUSBメモリーにインストールすることでパソコン本体の容量を増やさず便利に使えるものを紹介している。前回は、「縮小」機能に特化したソフトを紹介したが、今回は、「切り抜き・合成」に便利なソフトを紹介しよう。

https://portableapps.com/apps/graphics_pictures/gimp_portable
上記サイトからファイルをダウンロードする。それをダブルクリックしてUSBメモリにインストールする。この時、日本語化のために「Additional Language」にチェックが入っていることを確認しておく。フォルダが作成されるので、その中の実行ファイル「Gimp Portable」をダブルクリックして起動する。

日本語化するには、「Edit」メニューで「Preferences」を選択する。開く画面の左の項目から「Interface」を選び、「Language」の欄で「Japanese」を選択して右下のOKボタンを押す。再起動すると日本語化が完了だ。

切り抜きと合成
「ギンプ・ポータブル」最近は、年賀状などにユニークな合成写真を載る人も増えているようだが、こんな時には切り抜きと合成が欠かせないが、Gimp Portable があれば事足りる。例えば、人物の写真をきれいに切り抜き、背景に重ねる作業も手軽にできる。

まず、ギンプ・ポータブルで切り抜く人物画像を開く。すると、3つの操作画面が表示されるので、ツールボックスから「前景抽出選択」ボタンを押す。そして、人物の輪郭をマウスでクリックしながら大まかに囲む。これで人物部分と背景部分に紫色で分けられる。しかし、色合いが似ている境界線はうまく分けられないので、細かい箇所はブラシをつかって修正するのがコツだ。

人物部分をきれいに切り抜きできたら、選択範囲を反転させて背景部分を削除する。このときアルファ・チャンネルを追加しておけば、背景部分が透明になる。画像ファイルをPNGファイルとして保存すれば、人物部分だけを切り抜いた画像ファイルになる。あとは別の背景画像に重ね合わせれば完成だ。

ここで取り上げるフリーソフトの紹介内容は、過去の経験と雑誌やネット上の情報にもとづくものであり、その機能や操作性を保証するものではありません。実際にお使いの場合はあくまでも自己責任でお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Optionally add an image (JPEG only)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください