福岡市中央区・小さな公園から
福岡市中央区は、平坦な土地にビルが林立するところですが、南端は遠くから眺めると丘陵地というか、小山のような地形になっています。
それを切り崩して宅地が造成されたので、昔は雨が降ると赤土がずぶずぶとぬかるみ、まだ小学生だった私たちは、長靴でよろけながら歩いたものです。
実家近くの公園も、すり鉢の底にある、みたいな感じでした。
幼馴染のレイちゃんに、桜の写真を撮って送ってと頼んだら、この公園に早咲きの桜があるからと行ってきてくれました。斜面に植えられた桜が大きく成長していたのです。
写真撮影の時は、「満開まであと数日かな?」ということでした。
この公園、今では近くに大規模な公園が造られ、こじんまりと整備されてしまいました。
盆踊りのとき、炭坑節やオバQ音頭が繰り返し流れ、露店も出て、たくさんの人で賑わったこと、はしっこい友達に大声で叱られながら、2日間の特訓で自転車に乗れるようになったことを、懐かしく思い出します。