山ちゃんの気まま旅30~京都の桜
春の陽気に誘われて、京都南部の淀城近辺の河津桜を見物、序に周辺部を散策してきました。この地域は桂川/宇治川/木津川の三河川が合流する地点、合流後は淀川と成って大阪湾に繋がっています。
大阪との境界線にある重要な地で、古来より数多くの合戦が繰り広げられ来た場所です。秀吉と光秀の戦い、山崎の合戦が行われた天王山も当地にあり、名水の里としても知られ、麓にはサントリー山崎蒸留所があります。
1、2→淀城への道での河津桜、満開が終わり、すでに散り始め。
3,→淀城の石碑。淀城は淀君の産所として築城された。徳川秀忠の時代に改修され現存の石垣は改修後の物。幕末まで淀藩として存在して、江戸幕府の所有物であるにも関わらず、戊辰戦争初戦の「鳥羽伏見の戦い」では敗北した幕府軍が籠ろうとしたが入場を拒絶され、結果として官軍勝利の要因となり明治維新への大きな弾みとなった。
4,5→国宝・石清水八幡宮(日本三大八幡宮の一つ)、石灯篭の参道は落ち着いた雰囲気が漂う。「松花堂弁当」で知られる松花堂昭乗は江戸時代に当八幡宮の社僧をしていた人物で弁当にその名を残している。
6→エジソンが石清水八幡宮の竹林の竹が電球のフィラメントに最適として使用した事を記念する石碑。
コロナ禍での自粛期間中でもあり、当面は近郊で人出の少ない場所を選んで散策する事になります。
山仲春男