詐欺犯に電話で怒鳴られた話

最近は少し熱が冷めていますが、私は学生時代からサスペンスものが好き。IT対策も研究してそれなりにできているつもりでいました。が、まだまだ修業が足らないことを思い知らされる出来事に遭遇しました。

あまり目立ってはいませんが、最近よく起きている詐欺の手口らしいので、みなさまに気を付けていただきたいと思い、恥ずかしながら、その顛末を公開いたします。

土曜日の午後3時過ぎのことです。自宅の固定電話が鳴りました。大手電気チェーンの多摩区内店舗を名乗り、フルネームで私を名指しして「○○子さんおられますか?」「私ですが」と答えると、次のようなやり取りになりました。

犯人:きょう、当店でのお買い物をご家族に頼まれましたか?
   (若い営業マン風、澄ました美声)
私 :いいえ、頼みませんよ。家族はうちと東京にいますけど。(すでに警戒態勢)
犯人:ですから、ご家族にお買い物を頼まれたかとお聞きしているんです。
私 :いいえ、(前と同じ答えを繰り返す)
犯人:こちらの話をまずちゃんと聞いてから答えてください。
   でないとお話が進みませんから。(トーンが上がる)
私 :だって(と言いかけたところで犯人が遮る)
犯人:どなたかに電話を替わってもらえませんか?
   (理解力がないと思ったかますます高圧的)
私 :私だけですから・・・録音してもいいですか?(この部分、なぜか本気)
犯人:ダメです!(ほぼ怒鳴り声)
私 :どうして?
犯人:法律で禁じられています。
私 :え、そんなの聞いたことない。なんていう法律?
犯人:ごにょごにょごにょ(早口で不明瞭、聞き取れない)
私 :そんな法律、いつできたんですか?
犯人:3年くらい前です。
私 :知らないです。録音してもいいですか?
犯人:どうぞ。(矛盾してる~)
受話器を握ったまま目でスマホを探していたら、電話が切れてしまいました。

これで詐欺だということがはっきりしました。
少しだけ気になるのは、誰かがほんとうに私のカードを使って買い物をしたのかということ。
カードを失くしてはいません。スマホやパソコンにはカード情報が入っていますが、強力なセキュリティソフトを使い、面倒だけどセーフモードにしたり、IDやパスワード、暗証番号は紙製の五十音別電話帳に書き留め、ウイルスが侵入しても守れるよう素人なりにできるだけの対策を取っているつもりです。が、隙はたくさんでしょう。
大がかりな話ではランサムウエア、身近なところではスキミング。防止対策用グッズが売られる世の中です。警戒してもその上を行くのが「悪い奴ら」だし、今回のような原始的手法だと、どこから情報が洩れているか、疑えば切りがありません。

ともかく、万々一ということもあるので、犯人が名乗った店に電話してみました。
店のセキュリティ責任者の答えです。
【最近ときどき「そちらの店を名乗って『カードでの40万円の買い物の件で、確認したい』という問い合わせがきたが、心当たりがない。そちらの店からに間違いないか」という電話がかかってくることがあります。本部からも注意するよう指示がきています。当チェーン名で詐欺電話を受けた方が全員問い合わせなさるわけではないでしょうが、それでもかなりの数です。犯人はカード番号などを聞き出すのが目的のようです。】

いつもは『オレオレ詐欺の電話があったら、だまされた振りをして警察に連絡、犯人逮捕に協力しよう』なんて考えていた私ですが、いざかかってくると、「録音取っていいですか」なんて、疑っていること丸出し、犯人には怒鳴られるし、警察に連絡するどころか、何が目的だったのかすら掴めないで逃がしてしまいました。落ち着いているつもりでも、心の底では怖かったのです、きっと。
犯人の方も電気店を名乗っておいて客を怒鳴りつけるなんて、まだ駆け出しで、筋書きどおりの展開にならないものだからイライラ、正体を現してしまったのでしょう。

それにしても、わが家は、NTTの電話帳が当たり前に配られていた時代から、番号を載せたことは一度もないのです。
以前、セールス電話がかかってきた時、なぜ苗字と電話番号を知っているのか尋ねたことがあります。共用の名簿を持っているようなことを言っていました(無料か有料かを聞くと、もごもご)。世帯主はともかく、配偶者の名前まで載っているのでしょうか?もしかしたら、年齢も?

いずれにしろ気味の悪い話です。みなさま、用心の上にもご用心を。

yuwata

 

 

 

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