シニアでこそのデジタルライフ12~SUICAの引継ぎ

わざわざデジタルライフと謳わなくても、私たちは知らず知らずのうちにその真っただ中にいます。その代表的なものに Suica や PASMO など交通系電子カードがあります。今、SUICA や PASMO を持っていない人は少ないでしょうし、一度使い始めたらやめられない便利なものであることは衆知の通りです。

このシリーズではこれまで、おすすめのアプリを中心に紹介してきましたが今回はちょっと違った話です。最近、Suica の切り替え期限が来て新しいカードが送られてきました。古いカードが6月中に切れるので今度は5年後の2027年6月が期限となったカードです。

利用時に、ただ古いカードを新しいカードに替えるだけでよいのかと思いきや、次のような説明書が同封されていました。曰く、「切り替え時の留意点として、乗車時には新旧カードとも期限まで利用できるが、チャージされた金額の移行はできない。」とのことでした。それなりの対応をしておかないとカードのスムーズな切り替えができないのです。

ご存じの通り SUICA は乗車時、降車時に自動改札でかざすだけでスムーズに利用できます。残高が一定の金額を下回ると事前に設定した金額が自動でチャージされるようになっています。例えば、「残高が1000円を下回ると2000円がチャージされるように設定」しているとすると、一例として、残高が900円になった途端に新たに2000円が追加され2900円になるといった具合です。

そして、これらのカードは乗車のためだけではなく、お店での買い物時に電子マネーとしても利用できることは御存じの通りですが、この便利なカードを新旧問題なく切り替えるために注意が必要です。説明にあるように「旧カードに残った電子マネー残高を新しいカードに引き継ぐことはできない」ので「旧カードの残額は期限までに使い切る必要がある」のです。

このことは初めて知ったので、私が実際に行ったことを一例として公開します。まず、旧カードの残高が設定した一定額(上記の例でいうと1000円)を下回る前に、乗車時の利用を止めました。何故ならこれをするとまた設定額が自動でチャージされてしまい使い切ることができなくなるからです。もちろん、設定を解除すれば回避できますが面倒だったので。

旧カードを使い切るには、(交通系電子マネーの利用可能な)お店での買い物に使う必要があります。お店では自動チャージが起こりません。残額よりも少し多めの金額の買い物をして、その支払いに旧カードを利用します。当然不足文があるからそれは別の方法を選択して支払います。これで旧カードの残高を全て使い切ることができます。

私の実際の経験を具体的にお話しします。サミットで1260円程の買い物をして、残高1235円の旧カードを所定の場所にかざしました。すると「残高すべてを使ってよいか?」との画面がでたので「はい」と答えました。すると次に残りは何で支払うか?と聞いてきたので「現金」を選択し25円を投入しました。これで旧カードの残額は全額使い切ったことになります。

そして、新カードは未使用時は残高0でしたが、初めての利用時に改札でかざすと2000円が自動でチャージされたのです。これでようやく、新旧カードの切り替えが出来たことが確認できた次第です。同じ顔をしているので、新旧カードを取り違えないように、期限の欄をよく確かめた上で実行してください。

ヤタガラス

 

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