ヤタガラスのお気楽闘病記21~良い病院・悪い病院2

良い病院・良い医師の条件とは何でしょう。2019年8~9月に実施されたある調査結果があります。
始めていく病院の選び方として重視する条件とは何ですか?→
結果はこちら 
上記の結果は、大きな手術を必要とする場合ではなく、比較的軽い病気の場合に該当すると思われます。

また別の調査ではこんな結果がでています。
医師を評価するポイントは何ですか?(受診後に評価することをイメージしてください)→ 結果はこちら

このアンケート結果を見て私が思うところは以下の通りです。
1.「自分が話しやすい」
「高圧的でない」「親しみやすい/フレンドリー」などが上位に来ているところを見ると、医師の腕よりも患者との「相性」という言葉が浮かんでくる。

2..「説明がわかりやすい」「症状にあった薬を処方してくれる」「最新医療について詳しい」「予防方法などを提案してくれる」ということは自分が「納得」できるかどうかがポイントになっている。

つまり、相性納得という言葉がキーワードになっています。そしてこの二つのキーワードを一つにまとめるとすると結局は「医師との信頼関係が持てるかどうか」に集約されると思うのです。医師としての腕・技術もさりながら、医師の誠意や人格が重視されていることが伺えます。

参考までに以下に私の経験(成功例と失敗例)を書きます。

1. 2016年 膀胱がん手術(成功例)
  癌であることを確定したのは別の病院でしたが、あまり評判がよくなかったので、そこでの手術を断り紹介状を書いてもらいました。運よく手術を受けることが出来たのは、ロシアや韓国など海外からも多くの患者が来ており、なかなか手術を受けるのも簡単ではないと言われている病院でした。執刀医は話もしやすく説明もわかりやすく、医師らしくない医師というか奢りのない信頼が持てる医師だったので任せるのに不安はあまり感じませんでした。紹介は、薬剤師である私の友人と娘の友人の関係でした。

2. 2016年 網膜裂孔(失敗例)

  網膜の上部に小さな穴が開き放っておくとその穴が大きくなって次第に見えにくくなると診断され手術を受けることになりました。穴を塞ぐために破れた部分をレーザーを照射して焼き、それ以上広がらないようするという手術で説明はよくわかりました。ところが、最初の手術は失敗で結局は1カ月後、別の医師による2回目の手術で何とかくっついて今にいたっています。後になって聞くと、2回目の医師は網膜剥離の専門医だったそうです。ということは最初の医師はどうだったの?練習台にされたように感じて不運を嘆きました。

眼医者もまったくかかったことがなかったので候補の病院もなく、これまた友人の薬剤師に評判を聞きました。場所は都内にあり通院には片道1時間と遠かったですが、昔から評判が良く、大病院になっていると聞きそこに決めました。行ってみると予約しているにも関わらずいつも1~2時間待ちは当たり前、その待合室の広いこと広いこと。

失敗したから言う訳ではないのですが、今から考えるとこんな印象です。その病院は開院した当初、おそらく先生の腕がよく評判が広まって次第に大きくなり、それに伴って多くの医師を抱える大病院になって行ったのでしょう。医師も大勢いれば玉石混交で、いい先生に当たればいいのですが中にはあまり腕の良くない場合もいるかも知れません。

この経験で分かったことは、大きな病院で設備が整っていても必ずしもいい病院とは限らない。良い医師もいれば、腕の良くない医師もいるということ。それと、昔の評判がいつまでも続くとは限らない。状況が変わっているかもしれないということでした。

3. 現在治療継続中の腰椎・頸椎ヘルニアと執筆中の硬膜下血腫については判断材料に乏しく、結論を出すには時期尚早と思います。

~つづく~

ヤタガラス

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