サルコペニア
サルコペニアとは、加齢や疾患によって筋肉量が減少することで、握力や下肢筋・体幹筋など全身の「筋力低下が起こること」をいいます。また、歩くスピードが遅くなる、杖や手すりが必要になるなど、「身体機能の低下が起こること」をいいます。
サルコペニアという用語は、ギリシャ語で”筋肉”を表す「sarx (sarco:サルコ)」と”喪失”を表す「penia(ぺニア)」を合わせた言葉です。
サルコペニアの診断基準によると、サルコペニアは、
1. 低筋肉量を裏付ける証拠に加え、
2. 低筋力、あるいは
3. 低身体機能を満たす場合に診断されます。
サルコペニアの分類
サルコペニアは、加齢が原因で起こる「一次性サルコペニア」と加齢以外にも原因がある「二次性サルコペニア」とに分類されます。
加齢以外にも、日常生活動作や疾患、栄養状態によっても起こります。
寝たきりの生活や活動性が低下することによって起こる廃用によるもの
癌や虚血性心不全、末期腎不全、内分泌疾患などの疾患によるもの
栄養の吸収不良、消化管疾患や薬の副作用による食欲不振、エネルギー・タンパク質の摂取不足によるもの
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