トリアージ

トリアージ(英語: triage、フランス語: triage)とは、一般的には、重要で最初に扱うべき者を選別、決定することを言う。災害の現場などで患者の重症度に基づいて、医療・治療の優先度を決定して選別を行うことである。

コロナ禍で緊急事態宣言が出ている現在、盛んに使われているのは、感染者の急激な増加による病床不足など医療体制全般に問題が生じるのではないかと、まさにトリアージ状態が懸念されている。

トリアージの必要性

限られた医療資源を最大限に活用しながら治療を行うため、医療機関等では、診療前にまずトリアージが行なわれる。災害時等の混乱の中で、トリアージを行わず通常と同じように受付け順で治療を行った場合、重症者が長時間放置されるということが出てくるし、また、最重症者から治療を始めた場合には、その治療だけで貴重な医療資源が使い尽くされてしまい、確実に救命可能なほかの重症者の治療ができなくなるといったことも考えられる。

こうした問題を解決するために、トリアージ(搬送優先順位、治療優先順位の決定)が必要となる。救命の可能性が非常に低い者よりも、可能性の高い者から順に救護、搬送、治療にあたるべきであるという考え方だ。

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