奈良の田舎でもう一つの収穫~筍 (2022/06/09)

自給自足の様な、田舎生活を経験しているせいでしょうか、僕は山菜・野草が大好物です。中でも筍が大好きで、春先の孟宗竹から始まり、そして破竹に移り、最後に登場するのが真竹の筍です。

6月田植えのこの時期、田植えの手伝いに来てくれてる人達に、この真竹の筍を使ったチラシ寿司を提供するのが通例となっていて、子供の頃はお手伝いに竹藪に入って筍を採ってきたものです。

一昔前まで、真竹は物干し竿や塗り壁の骨組みに使われていましたが、今の時代は全く利用されないので、竹藪は荒れ放題に成っていて、いつしかアライグマが住みつき、西瓜など食べ荒らして農家にとっては厄介者の棲み処となっています。

この真竹の筍は、収穫は簡単で地上部に出ている部分を鎌で切り取るだけ、アッサリして素朴な味わいです。

農協の直売所で時々おいてあるのは、昔を懐かしむ高齢者が購入するからでしょうが、滅多に売り物として目にする事は有りません。 昨夜はこれを皮むきして茹で上げたので、早速今晩の食卓に並ぶ事になります。

これで孟宗竹から始まった、私の今年の筍カレンダーが終焉となります。 美味しいですよ。

山仲春男

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