山ちゃんの気まま旅43~春の妖精・雪割イチゲを求めて。(2022/03/16)

雪割イチゲは、国から絶滅希少種に指定されている山野草で、今では近畿以西の数県で自生してると知られてます。渓流沿いの雑木林に咲く花で、採取は禁止されています。冬場の林の樹々が葉を落とした頃から、芽吹き、春先の短期間に開花するものと言われてます

根生葉は、ミツバの葉の様で、表面に斑紋、裏面は紫色、花茎の高さは10~20cm、花が実を結ぶ事は稀で、根茎で増えます。機会あれば現物を見たいと思っていましたが、滋賀県甲賀市の「瀧樹(たき)神社」に自生している事を知り、好天の今日出掛けてきました。

大変気難しい山野草で、花の開いている時間が短く、太陽光が朝から差し込む日の11時位から3時間ぐらい開花し、時間とともに花色が変化し、閉じる寸前に青味を増してくる。開花中でも曇り空となれば花を閉じて仕舞うと聞い
てたので、当面の天気予報からして今日がベストの鑑賞日でした。早朝に自宅を出発し、三重県の摩崖仏や旧関宿跡を時間調整で散策した上で、現場に移動しました。長い参道を通り抜け、杉木立の中を奥に入ると人の騒めきが聞こえ、そこにはすでに同好の趣味を持つ人が30人位カメラを構えていました。

もうチョット大きな花を予想していたのですが、花径は500円玉より少し大きいぐらい、閑静な神社敷地に群生している姿をみて満足の一日でした。尚 雪割イチゲは、キンポウゲ科イチリンソウ属の山野草で、花言葉は「しあわせになる」との事です。

山仲春男

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