「パソコンを買いたい。買うなら日本のメーカーがいい。」という人がいたので、一体日本のパソコン市場はどうなっているのか調べてみました。
2021年度の出荷台数シェアは、1位NEC(29%)、2位 HP(15%)、3位 富士通(13%)、4位 DELL(13%)、5位 dynabook( 7%)、6位Apple(5%)。
一見日本勢が健闘しているように見えますが、NECのパソコン事業のメイン株主は中国企業のLenovo、富士通のそれもやはりLenovo、Dynabookは東芝のパソコンのブランドでしたが、台湾企業の傘下にあるシャープに売却されました。ということで、日本のパソコンメーカーはほぼ壊滅状態にあります。
私自身、この10年間に購入したもの(友人向けも含む)は、Lenovo, HP, Dell, Acerなどで、日本のブランドはなし。コスパを考えるとこうなってしまいます。
パソコンを部品から作っている会社は皆無ですから、いかに安く部品を購入できるかが価格競争力を高めるカギとなります。そのためには、大量発注できる会社が有利。2021年の世界シェアを見ると、1位Lenovo(24%)、2位HP(22%)、3位DELL(17%)、4位Apple(9%)、5位Acer(7%)。
私がこうしたメーカーを選択してきたのは、自然の流れということでしょう。
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