一枚は藍一色の伝統的な型染め。

昔はお嫁入り道具の一つに鏡台が必ずありました。それに掛ける鏡掛けに家の格式や花嫁さんの趣味や好みが反映されていました。今はもう見る機会の少ない調度品の一つです。

この図柄を刺繡して秋に鏡台に掛けたら素敵かな~といつ取り掛かれるか判らない希望をもって求めたのです。

案の定未だに進展なく出来上がってはいませんし、鏡台も住まいに併せて処分してしまいました。時代の流れを感じます。

もう一枚の絵手拭いは、名前を忘れましたが、日本画家の写しで上野の都美術館で出会ったものです。とても趣深くほんわかと優しい手拭い。それぞれに秋が感じられます。

えーっと秋の七草は何だっけと指を折って考えるのも毎年この2枚を吊り下げた後のことです。

AZ