弱い円の正体ー仮面の黒字国・日本  唐鎌大輔著

直近では円高になっているが2011年ごろからの円安基調は続いている。本書はその理由を国際収支の観点から解説している。結論は、基本的には円安トレンドが継続。円高になるのは、海外から日本への直接投資の本格化という見立てだ。

著者のこうしたアプローチには親近感を覚える。あえて難点をいえば、説明がややくどい。340ページの本だが、この半分でも言いたいことは伝えられるのではないかと感じた。ともかく、一読の価値がある良書だ。

 
 

HS

 

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