芦屋からの桜だより
各地の桜たよりが聞かれる頃になると、イカナゴのくぎ煮のことを思い出します。
今年も、瀬戸内海に春の訪れを告げるイカナゴのシンコ(※新子=稚魚)漁の解禁日が3月6日と決まったそうです。数年前から漁獲量が減少して価格が高騰、イカナゴのくぎ煮もそう簡単に作れなくなったようです。
10年ほど前のことです。芦屋の友人宅に泊まり込みでイカナゴのくぎ煮を作りました。スーパーの開店前から並んで順番を待つのです。その間にそれぞれの家庭の自慢の作り方を聞きます。やっと購入でき、急いで持ち帰って、鮮度が落ちないように素早く丁寧に焚き上げました。
その時お世話になった友人から、ご近所の桜だよりが届きました。掲載させていただきます。
(撮影日:2021.3.2)
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さくらんぼの桜 |
寒桜 |
この記事を拝見して、私もイカナゴのくぎ煮を思い出しました。毎年この時期になると義理の母とさらに2-3軒の友人宅から決まってくぎ煮が送られてきたものです。くぎ煮専用の郵パックさえあるほど、各家庭で一斉にくぎ煮を作り、大量のくぎ煮が全国に配送される時期なのです。味付けは、確かに各家庭で微妙に違いました。
それと釜揚げしたばかりの新子も。こちらは、くぎ煮にするよりも少し小さめのものですが、鮮度が勝負で、さっと酢だけをかけて(七味も)食べます。日本酒が飲みたくなる!失礼。
そう、このサイトの主題は「さくら」でしたね、脱線しました。