「春の女神」。なんと優雅な名前でしょう。
これは、ギフチョウというアゲハチョウの一種に与えられた、いわば尊称です。この蝶は他の蝶に先駆けて春一番に姿を現わします。3月下旬からわずか2-3週間の非常に短い間だけ。この蝶は、準絶滅危惧種になっている貴重な蝶です。

今年は3月20日頃からは結構寒い日が続いていましたが、昨日は良い天候に恵まれ、朝早くから友人(蝶に関しての筆者の先生です)と二人でその女神に会いに行ってきました。昨年は4月1日、目指した山の頂上でたくさんの女神たちが乱舞する場面に初めて出会いました。カメラのシャッターを切ると2-3頭が優雅に飛んでいるのが写せるほどでした。それで今年ももう一度と、3月29日にも会いに行ったのですが、その日は思ったように陽も射さず気温も上がらず、少し寒すぎたためか全く姿を現わしてはくれませんでした。まさに、大空振り・坊主、全くの不完全燃焼でした。その意味で、昨日は我々にとっては今季最後のリターンマッチのチャンスでもありました。
女神のたくさんいる場所はやはり山の頂上付近。それ程高い山ではありませんが、非常に足場が悪く、最後の100mほどが意外に厳しく膝をガクガクさせながら登りました。その苦労の甲斐あって、このリターンマッチは大成功。
冒頭の写真はその時撮った一枚で、女神が地上に舞い降りてスミレの蜜を吸っています(写真をクリックすると拡大できます)。

(Henk)

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