ビデオ通話には「うなづき」がポイント
2020年11月に放送されたNHKガッテン!で、ビデオ通話に不満を持つ人が多い原因を調査した結果が発表された。その原因とは、参加者が見つめる画面とその顔を捉えているカメラの位置が違うことだということが分かったという。
同じメンバーで普通のグループ会話とビデオ通話をしてもらい、その様子を後でチェックすると、はっきりと違い出たことがあったという。それは「うなずき」の回数だった。普通の会話の場合は、話し手の目を見ながら話を聞き、納得いくことにはうなずいていたが、ビデオ通話になると、まず。話し手と聞き手の視線が合うことがなく、同時にうなずきが殆どなかったという。
私自身、まだビデオ会話の経験は数回(ZOOMで6、7回、Teamsで1回)しかなく、そこまでは通常の会話との差を感じることはなかったが、さすが科学的な分析結果である。確かに人は、会話の中で自分の発言に対してうなづいて反応してくれると話に力が入るし、もっと聞いてもらいたいと思うものだ。
そこで、今、この参加者の視線とカメラの位置を調整する方法が研究されているそうだ。それが、実現すれば、ビデオ会話ももっと通常の対面での会話に近づき違和感がなくなることが期待できるという。時代はすすんでいますね。