プロカメラマンの秘密~定点観測

以前,ハイム美術館に、「プロカメラマンの秘密を探る」と題して合計15編の記事を公開しましたが、お読みいただけたでしょうか? https://museum.heimnohiroba.com/category/cameramans_secrets/

4年ほど前にプロカメラマンによる講演会を企画実行したことがあって、100点ほどの作品をスライドでみながら一枚一枚について解説をしていただくという形式で進めました。ぱっと見たところは何の変哲もない写真ですが、その写真を撮った時の経緯や心情をお聞きすると、思わず「う~ん!」と唸らざるを得ないような衝撃を受けました。

私自身はカメラが趣味でもなく撮影に特別に興味があったわけではないのですが、その時に受けた衝撃というか感激があまりにも大きかったので、その気持ちを伝えたいと思って纏めました。実は、この時にもう一つだけ書き残したテーマがありました。それが「定点観測」でした。

定点観測とは、「特定の場所から動かずに、あるいは場所を限定して物事を観察したり記録したりすること。定点における気候から星座の見え方などに至るまで、幅広い物事が観測の対象となる。」と解説されています。同じ景色であっても、季節やその日の天気などによって光と影が逐一違ってくるのでまるで別の世界がそこには現れます。

件のプロカメラマンの紹介した写真の中で1点だけ同じ風景を別の日に撮ったものがありましたが、この時は大きく取り上げませんでした。実は、友人で「定点観測」を実行している人がいることがわかり今回の企画を思いつきました。同じ風景の写真を1年を通じて撮影し続けているのです。同じ風景の四季折々の変化を見ることができるので興味深く一見の価値があると思います。

その意味で、日本という四季のある国での定点観測は、面白い結果が期待できそうに思います。今後、1年間に亘って変わりゆく風景を少しずつ追加しながら紹介していきます。

ハイム美術館で右上のバナー「NORIの熊野定点観測日記」をご覧ください!

尚、定点観測を実行している方がおられましたらつくる会までお知らせください。同様に紹介させていただきます。

ヤタガラス

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