ハイム・ウィークリー 第19号

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ハイムウィークリー19号 2020-3-20
 ☆★海外こぼれ話特集!★☆
【中野島発の週刊メールマガジン】
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〇 編集長の独り言
1. 議論は尽きない!~フランス
2. 海を渡ったお雛様~オランダ
3. テヘランの思い出~イラン
4. W杯で命拾い~シンガポール
5. 川柳・単身赴任の巻~インド
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6. 笑説「ハイムのひろば」6,7,8
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https://heimnohiroba.com/mag-2020-0320/

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□■ 編集長の独り言 ■□
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読者の希望に応じてパソコン初心者講座を3回続けましたが、今回は、文芸館から「海外こぼれ話」の特集をお届けします。国によって、民族、歴史、風土が異なるため驚くこともしばしばあります。また、言葉や習慣が違うことで普段の生活にさえ戸惑うことがありますが、ときにはそれが笑い話になることもあります。

海外でさまざまな経験をされたみなさんに、エピソードを紹介していただきます。文化や習慣の違いの一端を感じ取っていただければ幸いです。

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□1.議論は尽きない!~フランス□
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昔の思い出話です。フランスの得意先の人と夕食を共にすることになり、レストランと時間を約束しました。一般論としてフランスの人は約束時間にルーズと言うか好い加減で大体は遅れてくるものです。時には30分近くも遅れることがあります。レストランのカウンターバーでアペリティフを頂いて時間待ちするのが普通です。

ところがその日は既に来ていてカウンターで居合わせた人と話し込んでいました。私もカウンターで一杯頂いたのですが彼らの話が終わりません。喧々諤々、延々と続きます。ボーイがメニューを持ってきて注文を取りに来ます。彼はアペリティフのお代わりをして席に移ろうとしません。時々私にもうちょっと待ってくれと言い続けて・・・やむを得ず私はアぺリティフを持って一人席で待つことにしました。彼が席に着いたのは多分30分は経過してからかと思います。

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□2.海を渡ったお雛様~オランダ□
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いつもこの季節になると、否応なしに思い出されることがある。我が家のお雛様は海を渡ったんだと。我ら夫婦は一男一女に恵まれた。私がオランダ転勤の時には、息子はその春ちょうど高校に入ったばかりであったこともあり私の両親に息子を預け日本に残して行くことになった。その引っ越しの時、女房は荷物の中に娘のためにお雛様も入れていた。

そのお雛様というのは、岳父が孫娘のために贈ってくれたもので七段飾りの大きなもの。貰った当時は私たちはまだ公団の2DKの団地住まいで、そんな大きなものは飾る場所に困るだけといったのだが、店に勧められてついに買ってしまったらしい。多分、七段飾りというのはその頃の流行りだったらしい。案の定、2DKには大きすぎた。飾る時期には、とたんに我々家族の寝る場所がなくなってしまい、親子4人雑魚寝になった。この写真がそのお雛様である。

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□3.テヘランの思い出~イラン □
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1978年のある日、私は上司の部屋に来るように言われました。そこで告げられたことは、次の朝イスタンブールに飛ぶようにとの出張命令でした。その理由は、市内で興っている騒乱や混乱のために、通信回線が中断されたためというものでした。当時、海外との交信はもっぱらテレックスを通じて行われていました。写真はテレックスの通信に使用される通信テープを作成する機械です。

当時、国際電話をかけるには非常に高い費用がかかることからよほどの緊急時に限られ、テレックスが国際通信の手段として広く使用されていました。アルファベットや数字、記号などが紙テープに開けられた穴の組み合わせで表されるようになっていました(写真を参照)。元の英文(あるいはローマ字の日本文)をテレックス機を使って打ち込むと、同時に紙テープがつくられるのです。その紙テープを国際通信をする機械に流すことで、通信文が国際通信回線によって海外の相手方に送られる仕組みになっていました。

筆者に与えられた使命は、通信が途絶してしまったために事務所に数日の間に溜まったテレックスの通信文を打ち込んだ大量の紙テープを近隣のトルコのイスタンブール事務所に持ち込んで、そこから発信してもらうというものでした。そこで次の朝、数百本の紙テープが入ったスーツケースを持って、単身イスタンブールに飛ぶべく、テヘラン・メヘラバード国際空港に向かったのでした。
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https://bungeikan.heimnohiroba.com/writers/kazato-shunjou/kazato-iran-30/
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□4.W杯で命拾い~シンガポール□
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記事の題名を見て「これは何のことか?」と思われた方も多いと思います。私がシンガポールに赴任したのは1983年でしたから、まだ、Jリーグは発足前でした。世界中で最も普及し、かつ人気のあるスポーツはサッカーでしたが、シンガポールでもサッカーは最も人気のあるスポーツのひとつです。FIFA rankingは、現在162位と下位に留まっていますが、日本とは今回のW杯1次予選で対戦した際にはホーム、アウェーとも1点差で敗れはしたものの、相当日本を苦しめました。

以前開催された東南アジア選手権(タイガー杯)では力を発揮して優勝しています。サッカーが最も人気があることには変わらないのですが、実は、自国のSリーグよりも英国のEnglish Premier League(EPL)の方が人気があります。バーでのTVは必ずと言っていいほど、EPLのゲーム(録画含む)が流れており、週末にはいわゆる4強(チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド(MANU)、リバプール、アーセナル)を中心に5、6試合程度が放映されています。

さて、わが社の事務所の運転手たち(マレー人)もサッカーが大好きで、ワールドカップ開催中は自国の代表は出ていなくても、毎日テレビで観戦します。そのこと自体はよいのですが、ここで一つ大きな問題があります。夜中に夢中に試合を見て睡眠不足のまま朝出社するのです。
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https://bungeikan.heimnohiroba.com/travelogue/singapore-36/

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□5.川柳・単身赴任の巻~インド□
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インドの単身生活のあれこれを五七五で綴ってみました。

1.コーランと ハトのクルルで 目を覚ます~ハトってうるさいです。肉は美味しくないのかなあ。

2.目覚ましを セットせずとも 目が覚める~昔は鳴っても遅刻したのに、歳の所為か。

3.今朝もまた ヤカンに火を点け ヒゲを剃る~火を点けるのはコンロにです。主夫、朝一番。

4.ニンニクと ゴキブリ小ぶりな 台所  ~写真でお見せしたいくらいのコキブリです。

5.お茶頂戴 言っても何も 出てこない ~すみません、日本ではわがままな夫です。

6.この国で タマゴご飯は 夢の夢 ~命と引き換えにと言うわけにはいきません。

7.圧力鍋 買ってはみたが 棚の中 ~インド料理をマスターしようと思ったのですが。

8.賞味期限 それは自分で 決めるもの  ~舌にビリッときたら捨てればいいのです。

9.洗いもの 私がしなきゃ 溜まるだけ ~お茶碗も洗濯もです。

10.この国で 裁縫上手に なるかしら ~『西方浄土』はもっと西の方でしたっけ。

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https://bungeikan.heimnohiroba.com/g-writers/niwa/shingo-india-52/

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□6.笑説「ハイムのひろば」6,7,8
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6 【苦闘】
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期待していたサーバーからの返事はがっかりするものだった。ただ、西野にとって、期待とは裏腹にある程度予測していた回答でもあったので、この結果でこのサーバーを云々するつもりはない。というのはある意味で当然の回答だったからだ。実はこの回答を予測して次の問い合わせをどのような形でするかは準備していた。つまり、先方の出方を待っていたということだ。このサーバーには、問い合わせに対して回答をした後すぐに、その回答がユーザーにとって満足がいくものであったか、そうでなかったかを聞いてくるアンケート・システムがある。案の定すぐにアンケートが送られて来たので、西野はすかさず回答した。答えは、当然「不満足」だ。

その理由として、「WordPress」の使用を推奨しておきながら、それを使ったことで起きたトラブルに対しては一切のサポートをしないというのは、ユーザーを失望させるものだ。これまでのパフォーマンスには十分満足しており、高い点数をつけて友人にも推薦していたが、今回の対応には大いに不満を感じると大幅な減点を通告した。そして、とりあえず、もっとユーザーに寄り添った対応をしてほしいと要望を伝え、困っている状況の詳細を伝えてアドバイスを要望した。ひそかに、この後のやり取りでプラスアルファの助言を期待してのことだ。そうしておいて、結局は自分でやらざるを得ないかもしれないと覚悟して、また修復作業に戻りキーを打ち続けた。

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https://heimnohiroba.com/heim-bungeikan/newfiction-6/

7.【光明】
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プリントアウトしたA4用紙を数枚見ながら考えを巡らせるが、なにも浮かばない。こんな状況がいつまで続くのかと弱気になりながらコーヒーカップをすすっているとドアが開いて、宮下直近がいつものようににこやかな笑顔でやってきた。ここは、近くのバーガーショップ。いくらやっても埒が明かない状況に業を煮やし気分転換をと思いやってきた。同時に心配しているに違いない宮下に経過報告をしようと思い呼び出したのだ。

3日間やってきたことを報告する。少しでも状況が分かるようにとプリントを見せる。宮下は、見てもさっぱりわからないと笑顔で答える。絶望させるわけにはいかないので何とかしますと強気の姿勢は崩さないが、苦悩していることは隠せない。そして時間はかかるけど最期の手段もあるからと希望を持たせるようなことをいう。今までのものはなくなっても新しいものができればそれでいいと言ってくれる。それは彼のやさしさだとわかっているので、いや絶対治すと意地を張る。「何とかしますのでもう少し待ってください!」

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8.【リニューアル隊誕生】
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その後も毎日、修復作業に取り組み続けたがなかなか終わらない。簡単にはいかないことは承知の上なので辛抱強くやるしかない。やがて、トラブル発生以来10日が過ぎた。同時進行で行ってきた地道なファイル移行作業もかなり進んできた。あと少しだというところで休憩を入れた。ふと、この「ハイムのひろば」が出来た頃のことが頭に浮かんだ。今となるともうよい思い出だ。実は、2年前の「ハイムのひろば」のオープンは、正確にいうと「リニューアル・オープン」であった。このマンションのホームページは以前からあったが、それは「ホームページ・ビルダー」というソフトを使って作られたものだった。

このソフトが初めて世に出たのは、1996年のことで、HTMLタグを知らなくてもホームページが作成できるという画期的なものとして一世を風靡した。西野が人気の高いこのソフトを手にした時はその便利さに感動して一挙にホームページ作りにのめりこんでいったのだ。ただ、その後開発されるソフトと比較すると便利さにおいて大きな差が出た。旧サイトもそれなりに内容を充実させていたが、中身が多くなるにつれてトップページが煩雑になりデザイン的にもすっきりせず、目的のコンテンツを探すのもひと苦労するといった感じになっていた。それを、WordPressを使用してリニューアルするとすっきりして随分見やすくなった。これは、まさしく時代の流れであり、より便利なソフトが生まれてくれば自然と起こる世代交代のひとつであったろう。

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https://heimnohiroba.com/heimbungeikan/newfiction-8/

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□■ 編集後記 ■□
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3月も中旬を過ぎると随分暖かくなってきました。5号棟南側の通称”森の小道”にあるヨウコウザクラは、陽を浴びて一足早く満開に咲き誇っています。

笑説「ハイムのひろば」は、間もなく山場を迎える展開になりつつあります。2週間も続いた大きなトラブルの実態はどのようなものだったのでしょうか。

さらに、作家、蓬城 新が新しい、突拍子もない仕掛けを用意しました。それは、「ハイムのひろば」で3月17日に掲載されたNo,10をご覧ください。↓

https://plaza2.heimnohiroba.com/heim-bungeikan/newfiction-sp1/

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発行元:ハイムのひろばをつくる会
発行責任者:”八咫烏”こと 西 敏
メール : mag@heimnohiroba.com
HP :https://heimnohiroba.com/
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●● ハイムのひろば Weekly ●●
発行システム:『まぐまぐ!』
http://www.mag2.com/
配信中止は
http://www.mag2.com/m/0001689861.html
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※ご意見御希望は
mag@heimnohiroba.comまで。
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