ボクのロンドン滞在記~シン日英同盟めざして~ (その17) バラマーケットの開放感がうらやましい

(前回まで)週末の朝、フラットの近辺を散策し、フロイト博物館の外観を偵察、トマス・モアが祀られている教会を見学、やがて駅につづく坂道を見つけ、通勤時のフラットから駅までの新ルートが開けたのでした・・・・
 
 
7月2日(土)(③)快晴

ロンドン証券取引所を見て、セントポール大聖堂の横を通り過ぎて、テムズ川の向こう岸まで橋を渡り、テートモダンの美術館に来ました。

もちろんセントポール大聖堂は有名な観光名所でもありますが、過去にかなり時間をかけて訪れたことがあり今回はスキップしました。

美術館の中を入ると、草間弥生の展示(有料)をやっており、さっそく見てみようとしましたが、チケットが売り切れで入れませんでした。日本人のアーティストが活躍しているのはけっこうなことです。

 
この美術館は、現代アートを集めており、かなり前衛的な作品が多く並んでいます。

下の写真は美術館のベランダから北方面、セントポール大聖堂を臨んでいます。

美術館を出て、ぶらぶら歩きながらバラマーケットにやって来ました。数年前にも家族と一緒に来たことがありましたが、いつもにぎやかで、ロンドン中のおいしい食材があつまっているような市場です。

週末ということもあって、すごい人出で大賑わいです。

「みんな楽しんでるなぁ」と感心しながら、
「日本人ももっと開放感を持ったほうがいいのに」とつくづく思います。

英国もコロナが猛威を振るったはずですが、もうだれもマスクをしていません。政府がいちはやくマスクの義務化をやめたからです。

なにが開放的かといって、だれもマスクもせずに、それぞれが楽しんで、生き生きと社会生活をしていることで晴れ晴れとした気分になれるのです。

これはロンドンに入ってから、ずっと感じてきたことです。その意味で、日本の閉鎖的でちぢこまっている空気感にはなんだかなぁと思います。

マーケットの中には、各国の料理の店が出ていて、アジア、中東、イスラエル、イタリアなどに加えて、「なんちゃって日本料理」まであります。

こちらのお店では、日本料理でBBQ(バーベキュー)と弁当を売りにしているようですが、いわゆるなんちゃって日本料理で、日本人にはあまり食指が動かない食事に見えました。
 
(つづく)

 

風戸 俊城

ハイム在住。現役時代は中東、東南アジアの4か国に駐在し、40年勤務した後、現在は英国と日本を結ぶ知財プロモーターとして働く。経済・産業分野の翻訳業も手がける。

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