ボクのロンドン滞在記~シン日英同盟めざして~ (その41) 熱波襲来パート2 ロンドンは未曾有の騒ぎ
(前回まで)7月18日月曜日、英国を熱波が襲いました。一般家庭にエアコンは普及しておらず、40度を超える異常気象にとまどう英国国民たち。オフィスに出勤するも、朝着いたときには、筆者以外だれも出社していませんでした・・・・・
未曾有の熱波襲来は英国にさまざま事件を引き起こしたようです。
新聞もセンセーショナルなニュースとして報道しています。下記は現地紙の記事の写しです。
現地紙の見出しを読んでみます。
・40.3C burning hot Britain 40.3℃灼熱のイギリス
・Inferno Mayhem as temperatures hit a record high. 史上最高の気温を記録、地獄の大騒動
・Homes torched with motorists dodging flames. 家屋に火がつき運転者たちは炎をかわす
・TINDERBOX BRITAIN 2022 火付け箱のイギリス2022
・Garden hose ‘futile’ as street goes up in flames. 通りが炎に包まれ庭のホースが「無用の長物」
なお一面右上の黒人女性は、首相候補から脱落したベイドノック女史(標準化担当相)です。
現在、辞意を表明したジョンソン首相の後任首相の座をめぐって激しい争いが繰り広げられています。
このたび、党所属議員による5回目の投票が行われ、エリザベス・トラス外相(46)(写真左)とリシ・スナク前財務相(42)とが決選投票進出を決めています。
スナク氏の両親はインド出身で、自身は金融界出身で、有数の資産家です。もし彼が選ばれると英国史上初のマイノリティ出身での首相になります。
(その後の展開で、トラス氏が史上3人目の女性首相に就任しますが、経済運営に大失敗し、首相就任後40数日という史上最短での引責辞任となります。結局、現首相としてスナク氏が就任することは、後日談として周知の事実です。)
(つづく)
風戸 俊城
ハイム在住。現役時代は中東、東南アジアの4か国に駐在し、40年勤務した後、現在は英国と日本を結ぶ知財プロモーターとして働く。経済・産業分野の翻訳業も手がける。