ボクのロンドン滞在記～シン日英同盟めざして～(その56) 2日続けての送別会
（前回まで）ロンドンでの個人的偏見による豚骨ラーメンランキングを発表した。一風堂の評価が高かった。
2022年7月27日(火曜) 曇り
この大学での実働もあと1日となってしまいました。
大学の仕事仲間が第一回目の送別会を開いてくれました。
そもそもこちらの大学で1カ月半の間、何をしていたかというと、大学から委託を受けて、「日本の産業がどういう方向に進んでいて、この大学としてどのように産業界とのパートナーシップを結ぶのが良いか、大学の持つ技術をどのように商業化に結びつけていくのが良いか」というテーマで調査を行い、最終的にレポートに仕上げるというものでした。
考えてみると大それた試みをさせてもらったものです。研究調査を行い、それを月に1回職場の仲間全員が集まる会議で発表し、質疑応答を行いました。
さいわいにして調査レポートがまとまり、100ページ以上のものとなりました。けっこう見栄えは良い。
写真は大学内のパブで。なごりおしく少し寂しい。
7月28日（水曜）曇り肌寒い
昨日に引き続き、送別会第2回目です。
7月末は英国の大学では、予算年度末になります。そのためみんなが忙しく、都合がつく人たちだけしか参加できず、2日にわたって開いてくれたのでした。ローラの配慮に感謝。この日はランチを一緒に食べたのと就業後にドリンクで心のこもった送別を受けました。
ちなみに僕がしているネクタイはこの大学のロゴ入りのものです。送別の記念にもらった本を手にしています。これには大学の創立以来の歴史が書かれています。
とにもかくにも精一杯やって成果物を納入するまでにこぎつけたことは多くの人のおかげであり、ありがたく、誇らしいことです。一生の思い出になる仕事になったことは間違いありません。
（つづく）
風戸 俊城
ハイム在住。現役時代は中東、東南アジアの4か国に駐在し、40年勤務した後、現在は英国と日本を結ぶ知財プロモーターとして働く。経済・産業分野の翻訳業も手がける。
