ボクのロンドン滞在記~シン日英同盟めざして~(その57) 今となっては懐かしいフラット

(前回まで)今回のロンドン出張の目的であった大学での仕事が完了しました。7月27日、28日と連続で同僚が送別会を開いてくれました。7月末は大学の予算年度の終わりで、ささやかな人数に限られましたが、英国人の好意と親切さが身にしみました。

2022年7月29日(木曜) 曇り 

1ヵ月以上を過ごしたフラットを退去する日に記念に写した写真です。


写真左上、3階の踊り場から下を写したところ。すでにここまで上がってくるのに相当疲れる。
写真中上、3階からさらに4階へと続く階段。
写真右、4階の階段を上ったところで、すでに呼吸は相当荒くなってしまう。4階のどん詰まり(廊下の突き当たり)が僕がいた部屋。
写真中下、浴室の様子。写真ではみすぼらしさがあまり伝わらない。シャワーからお湯が出ないので、本栓からボウルに湯水をためて行水をするようにしていた。髪を洗うには頭からお湯をかぶる。修行僧のように。バスタブの清潔具合を見るに、バスタブにお湯をためて風呂に入る気には到底ならない、少なくとも僕の感覚では。

滞在の最後の頃に、隣の部屋の女性とたまたま話をする機会がありました。日本に送り出す段ボールを郵便局に運ぼうと部屋の外に出たときに、先方も部屋から出てきたときに顔を合わせたのでした。

お歳も割と若く非常に感じの良い日本人女性でした。今までこのフラットで遭遇したのが、あまり感じの良くない中年の日本人女性たちだったので、相対的に評価はぐんと上がったことはいうまでもありません。最後の最後になってしまったが、それでも感じの良い常識的な女性と話ができたことはこのアパートの印象と評価に少しはプラスに働くことになったことでしょう。

 このフラットの部屋を引き払い、ホテルに移動しました。
 
(つづく)

 

風戸 俊城

ハイム在住。現役時代は中東、東南アジアの4か国に駐在し、40年勤務した後、現在は英国と日本を結ぶ知財プロモーターとして働く。経済・産業分野の翻訳業も手がける。

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