ボクのロンドン滞在記~シン日英同盟めざして~(その59) オックスフォード大学を訪ねる②

(前回まで)オックスフォード大学に向かう日がやってきました。パディントン駅からオックスフォード駅行き直行に乗車しました。あまり時間の余裕がなく、予約していたチケットを発行する手続きを終えて、あわてて飛び乗ったのでしたが、車内で車掌にチケットを見せると、この列車はオックスフォードに行かない、次の次の駅(Didcot Parkway)で乗り換えろと言われました。オックスフォードの駅に到着するのに20分くらい遅れました。

2022年7月29日(木曜) 快晴気温上昇

オックスフォード大学訪問
空はまたピーカンに晴れ渡っています。
今日は、世界最古の大学を訪問しています。もともとボクはこちらの大学発の知財プロモートの仕事をしています。
オックスフォードの町全体は独特の雰囲気に包まれていて、大学の中に街があるといった感じです。

今日はたまたま卒業式でした。ガウンを着た卒業生が両親や家族と一緒に写真を写す姿が多く見られました。

オックスフォード大学は40以上のカレッジからなっています。特徴として学生たちは大学内の寄宿舎に住み、食事もそこで与えられるのです。当然仲間の絆は深まるといいます。
 
学内を案内してくれた仕事仲間もこちらで博士号を取得しました。その時知り合った学内の女性と結婚しました。奥様は医師で今は大学で教えているとのことです。結婚当時のエピソードを色々と聞かせてもらいました。

彼の案内で大学のいろいろな場所を歩いて回りました。。多分9000歩以上は歩きました。
上の左の写真で、建物を結ぶ陸橋は、「ため息の橋(The bridge of sighs)」と呼ばれています。ため息の由来は学業でついていけない学生が悲嘆に暮れてため息をついたからなど、幾つかの噂があります。
 
オックスフォード大学はそもそもキリスト教の神学から始まりました(その創設は1096年まで遡ります)。だから学内に荘厳な教会もあります。

ちなみにトーマス・モア(1478年ー1535年)もここで学んでおり、後に「ユートピア」を著しています。ヘンリー8世の離婚に反対したために、王の怒りを買いロンドン塔で処刑されました。
 
(つづく)

 

風戸 俊城

ハイム在住。現役時代は中東、東南アジアの4か国に駐在し、40年勤務した後、現在は英国と日本を結ぶ知財プロモーターとして働く。経済・産業分野の翻訳業も手がける。

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