5月中旬約2か月の外出禁止が解け、マクロン大統領の勝利宣言で漸くパリにカフェが帰ってきた。街に再び賑わいが戻りつつある中、マスクをする人はまばらになり、電車や集会でのマスク着用も無視される状況になりつつある。
元来フランス人はマスク嫌い。50年位前の経験だが、地下鉄に一人のマスクを付けた人が入ってきた。次の駅で一人二人が下り、そしてその次で5人が下りる。やがて気が付くと電車の中はマスクの人と私だけ!? 日本では集合写真でもマスクをした人が? 本人も気が付いていないことが。
ダイアモンド・プリンセスでの日本のコロナ対策では無策と批判したものの、その後一転して日本のコロナ対策の成功を讃え、その根源は日本人の清潔観と国民の統一的な共存姿勢で歴史的に築かれたものだなどと賛美した。
ところがフランスでも最近再発の動きがみられ、政府も少し慌てだしたようだ。7月14日パリ祭に当たり、マクロン大統領が国民に演説。曰く、日本でのオリンピックが一年延期された。パリ祭のシャンゼリゼ行進も一年延期だと。実際はささやかな祝典を医療従事者を中心にコンコルド広場で行ったようだ。エッフェル塔での花火や音楽祭は開催するものの近隣地帯への立ち入りを禁止、Zoom開催みたいなものだったらしい。
フランスでのPCR検査件数は週に30万件と言われ、日本の10倍、一人当たりで20倍くらいになる。現在感染者17.3万人、死者3万人。
最近下水道検査を進めている。4月は3月の10倍ものウイルスが検出されたと言う、そして最近この数値が増加傾向にあると言う。目下のところ検査場所の数も少なく公式に採用できるものでもないが遠からず150か所での検査で常時監視が出来るようになると聞く。
多くの人がバカンスでパリを離れる季節、8月末までパリは空洞化するので大きい変化はないと思うが、問題は休み明けの9月。大変気になるところだ。

(Tomma)

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