冬の星座~がか座

がか(画架)座は竜骨座(アルゴ号座)の一等星カノープスとかじき(旗魚)座の間に位置する星座である。日本からはほとんど見ることが出来ず、季節としては冬の星座に分類される。星座の形は、三等星α星を頂点に四等星の二つが足になり、長細い上下逆向きのV字を描いている。

星図では、絵のカンバスを載せるイーゼルとして描かれている。ラカーィユの設定した星座の中では比較的名前と形の一致する星座である。

がか座の元の星座名は、「Le Chevalet et la Palette」(三脚台とパレット)といい、ラテン名になって「Equuleus Pictoris](画家の画架)、別名「Pluteum Pictoris」(画家のパレット)となった。後に、それが省略されて「Pictor」となったがこの語を直訳すると「画家」となってしまう。日本語では画架と画家の発音が同じなのでややこしい。

がか座は1756年にフランスの天文学者であるニコラ・ルイ・ド・ラカーユによって作られた新しい星座です。そのため、神話や伝説等とは関係がありません。

星座名 がか(画架)座  
学 名 Pictor

 

主 星

α見かけの明るさ3.30等の3等星
がか座で最も明るい恒星。
β星:見かけの明るさ3.86等の4等星

季 節 冬の星座(20時南中 2月)

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