ヤタガラスのホームページ作成塾23~スラッグとパーマリンク
WordPressに於いてスラッグとは、URLの一部分のことで、自由に設定できる文字列のことを言います。各ページに設定するスラッグと、カテゴリーごとに設定するスラッグの2種類があります。
例えば、以下のWebページであれば、青色マーカー部分の「wp-lesson」がカテゴリーのスラッグ、赤色マーカーの「23-slug」の部分が当該ページのスラッグにあたります。
https://heimnohiroba.com/wp-lesson/23-slug.html/
スラッグの役割の一つが、SEO対策です。スラッグでサイトのコンテンツを端的に表現することで、検索ロボットがページの内容を把握することを助けます。検索キーワードと関連性が高いことを示せれば、上位表示に繋がる可能性があります。
パーマリンク
リンク関連のWordPressの用語に「パーマリンク」があります。パーマリンクとは、直訳するとPermanent Link=恒久的なリンクのことで、それぞれのページのURLのことを意味します。スラッグがURLの一部を指すのに対して、パーマリンクはURL全体を指しています。
投稿スラッグの設定方法
まずは、投稿や固定ページにかかるスラッグの設定方法です。上記の赤色マーカーを付与した「23-slug.html/」部分です。
このスラッグを設定するには、該当ページの編集画面を開きます。デフォルトでは記事のタイトルが日本語で表示されているので、最適な英数字のスラッグに変更しましょう。
スラッグの設定自体は非常にシンプルですが、適切に表示され、かつSEO効果も見込むためには次のポイントを守る必要があります。
半角英数字とハイフンのみ
スラッグは、半角英数字とハイフンのみで構成しましょう。日本語で設定すると、エンコードされ、以下のような長くて意味不明な文字の羅列になってしまいます。
このままでは何のページなのかがユーザーにも検索エンジンのロボットにも伝わりません。URLを共有するときにも見た目が悪く、敬遠される可能性があります。半角の英数字を使って構成しましょう。
また、表記が長くなる場合は、ハイフンを入れて区切るとより分かりやすくなります。(例:whitedressよりwhite-dressの方が認識しやすい)
検索キーワードを入れる
スラッグの中に重要なキーワードを入れるのものがよいでしょう。英語表記になるので、キーワードによって適する、適さないがあるかもしれませんが、適度に入れるとユーザーにも検索エンジンにもそのキーワードに関するページということが伝えやすくなります。
シンプルにする
投稿スラッグの場合、デフォルトでは記事のタイトルがスラッグに設定されています。そのため、タイトルを英訳すればいいと勘違いするかもしれませんが、スラッグはできる限りシンプルな方が良いです。
例えば、「会社概要」であれば「kaisya-gaiyou」より「about」の方がいいです。
重複しないようにする
各記事間・固定ページ間で重複するスラッグは設定できません。一度設定したスラッグと同じスラッグを設定してしまうと、例えば「about-2」のように意図しない数値を振られたURLが生成されてしまいます。
管理面でもユーザーにとってもわかりにくい構成になってしまうので、スラッグ名をつけるときには重複がないように注意しましょう。
ヤタガラス