ブックレビュー『メガバンク銀行員ぐだぐだ日記』

『○○のXX日記』シリーズは、ある企業・職種の仕事の実態がわかりやすく書いてあって興味深い。

きょうは、『メガバンク銀行員ぐだぐだ日記』を読んでみた。おそらく富士銀行(文中ではF銀行)にバブル終わりごろに入行した勤続30年の現役銀行員(現在はみずほ銀行勤務)の話だ。
日本の銀行が世界の金融機関のトップレベルから凋落していった時期の話。しかも、著者はエリート街道から脱落した行員。明るい内容ではないことは、読む前から予想された。実際、いじめとも思える行内での理不尽な処遇の数々が書かれていて、読んでいて息苦しくなった。

一方で、先日読んだ「みずほ、迷走の20年」(河浪武史、日本経済新聞)は、みずほ銀行全体としてのこれまでの苦闘が描かれている。発足から今日までも大変だったが、今後も明るくないというのが結論だった。

 

HS

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