あるある川柳 その2
お断りをする順序が逆になりました。
今回『シルバー川柳』をご紹介するにあたって、『あるある川柳』と名付けたのにはわけがあります。 シルバーと呼ばれる年代の方々でなくても、『そういえば、ぼく/わたしにも、似たような経験がある』と、共感してくださるだろうと思ったからです。
前回触れたように、投稿者の年代は幅広く、中でも40代の方が結構目立っていました。 どうしても名前が出て来なくて、 「ほら、あの人よ」「え?」「あの番組に出ていたでしょ、かっこいい役で」「??・・・ そうだ、思い出した!」 なんて、ご当人たちにしかわからない代名詞だらけの会話。40歳を過ぎたころから増えるようですよ。
では、きょうも元気よく行きます!!
★第3回(2003年)
眼鏡かけ 眼鏡はどこだと 妻に訊き
体力が 落ちても押せる 横車
流行語 覚えたころは すたってる
脳みそに 移し変えたい 顔のしわ
健康に 粗食が合うと 手抜き妻
それあれで 通じるまでの 幾山河
年をとり 美人薄命 うそと知る
旅行好き 行ってないのは 冥土だけ
年賀状 書かねばあの世と 噂され
★第4回 (2004年)
共>髪 まっぴらごめんと 妻チャパツ
オレオレと 名のって妻に すぐ切られ
来てやった もらってやったで 五十年
「ぼけちゃった!」難を逃れる 名セリフ
孫やさし さっきも聞いたと 言い出さず
こんにちは 笑顔で答えて 名を聞けず
聞こえぬも 心配風呂場の 下手な歌
聞くたびに 話が違う「若い頃」
長寿者に「ひけつ」なにかと 医者が聞き
※出典 有料老人ホーム協会・シルバー川柳
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yuwata